使用ピックは Jim Dunrop Tortex Standard

初心者が悩んだ末やっと1本に絞った初めてのエレキギターを買って、次にとまどうのは弦とピックの多さだと思います。 私の場合、弦は Ernie Ball の .010 ~ .046 で落ち着いていますが、今日はピックについて書いてみます。

まず、トライアングル (オニギリ) 型かティアドロップ型か (初心者の場合それ以外は無視して良いでしょう) を選ばなければならないです。 トライアングル型は、カッティングフレーズなどは弾き易いのですし、三ヶ所使えてお得という話もあります。

しかし、バンド演奏でソロもバッキングも通して使うならば、まずは硬すぎないティアドロップを使ってみることをお勧めします。 恐らくギターを買ったのはかっこいいリードプレイにあこがれたからのはず (私はそうです)。 やはり速弾きフレーズはティアドロップの方が弾き易いです。

Jim Dunlop picks

後は好きなブランドのものを選ぶことになると思いますが、私は Jim Dunrop Tortex Standard の黄色と緑を気分で使い分けています。何故ジムダンロップのこのピックかというと厚さの種類が多く店頭で入手しやすいからです。 以下の通り6種類あります。

Red 	 .50mm
Orange 	 .60mm
Yellow 	 .73mm
Green 	 .88mm
Blue 	1.0 mm
Purple 	1.14mm

黄色と緑は、Medium ~ やや Hard といったところでしょうか。カッティングフレーズは柔らかい黄色の方が弾き易いですが、現状のバンドレパートリーではそんな場面がないので緑を基本にしています。

ピックは比較的安いパーツなのでいろいろ試してみるのがよいのですが、それでも大きくハズしてちょっとしか使わないともったいないので、最初は無難なこのあたり (ティアドロップミディアム) を数種類買ってみるのをお勧めしておきます。いきなり通販サイトでまとめ買いというのは止めたほうが良いと思いますね。どーでもいいですが Amazon でもピックが買えます (Jim Dunlop での検索結果)。 Amazon 恐るべし。

それと、ブツにこだわり過ぎるよりも、まず自分の腕を磨くのが先という話もありますねぇ。

手持ちのギター本についてコメントしてみる

いろいろ買ってみたので簡単に紹介します。これだけ買ったのでさすがに全部の譜例を弾けるようにはなっていないのですが…

ギターがうまくなる理由ヘタな理由

ギターを弾いたときの「症状」から「原因」とその「対策」をまとめた本です。 Amazon に目次がでていますからこれを見ていくつか心当たりがあれば買いだと思います。

握り込み式フォームとクラシック式フォームの使い分けはこの本を読んで初めて意識しました。私は握り込んでいなかったので、きちんと握れるところは握るように直しました。また、「ジョイント」や「チキン・ピッキング」等の言葉は本書で覚えました。「チキン・ピッキング」と聞いて「ビビってしっかりピッキングできないこと」と連想してしまいましたが、全然違いました (爆)。

DVD 版も出ていますが、「練習用フレーズ数などでは本の方が圧倒的に多い」そうなので、私は本の方を購入しました。 逆に全くの初心者であれば DVD 版を見たほうがわかりやすいと思います。

速弾きがうまくなる理由ヘタな理由

著者は違いますが、「ギターがうまくなる理由ヘタな理由」を速弾きに特化したものです。 私は最初にこちらを買ってから「ギターがうまくなる理由ヘタな理由」を購入したのですが、今思えば順番が逆でした。

そうは言ってもこの本のおかげでハイウェイスターのソロはあまり苦になりませんでした。

ギター・マガジン メインテナンス・ブック

ギターのメンテナンスについて一通りまとめた本です。ネックの反りのチェックの仕方が参考になりました。 フレットの打ち換えなどショップに任せるような作業についても、参考としてその方法が説明されています。

後から出たカラー写真版もあるようです。こちらの方がずっと見やすいのでしょうね。

エレクトリック・ギター・メカニズム 完全版

ギターの各パーツについて徹底的に解説したマニアックな本です。 ギター好きのためにある本で、私はまだパラパラと眺める程度で終わっていますが、何故ギタリストは自分のギターに手を入れなければ気が済まなくなるのかがわかるような気がしました。

ところで私の SGV-800 はピックアップのポールピースがスクリュータイプで各弦ごとに高さを調節できますが、その調整法までは本書にも「メインテナンス・ブック」にも出てこなかったので、下手にいじるな、ということだと理解しました。 日常のメンテナンスには「メインテナンス・ブック」があればそれだけで十分すぎるくらいです。

誰でも耳コピできるんです!

耳コピができるようになるための本。ただし、最初は「2分~4分音符を聴き取ろう!」から始まるので初心者でもオッケー。 また、ギターのコピーに特化しているので、オケ全体をコピーするためのノウハウは出てきません。

そのあたりを理解しておけば、最後の方はピッキングとレガートの聞き分けやエフェクトがかかっているフレーズのコピー等も出てきて、エレキギターの耳コピについてはこの一冊で一人前になれるでしょう。 やる人はこの本がなくてもやってしまうんでしょうけれど、問題と解答という構成になっているのでトレーニングの素材として良いと思います。

ギター・バッキングの技

実戦的なフレーズ 63 パターンが紹介され一通りマスターすればプレイの幅が広がります。 オリジナルをやっていてバッキングがマンネリ化している人には良いと思います。

パターンは Rock、Soul – R&B、Funk、Jazz、Blues の5ジャンルに分類されているのですが、 私としてはもっとシンプルな JPOP パターンを増やしてこれの初心者向けを出して欲しいところです。


どれもそれぞれ特色がありますが、初心者の方がこれらの本を手にするのはまず体系的に網羅されている入門本を読んでからの方がよいと思います。その次あたりに「ギターがうまくなる理由ヘタな理由」や「メインテナンス・ブック」が来ると思います。いきなり読むにしては「ギターがうまくなる理由ヘタな理由」は症状-対策の集合なので体系的に網羅されたトレーニング用の本とは異なりますし、「メインテナンス・ブック」はやや内容が深過ぎるように思います。 私の場合は「10日間でマスターする!エレキの登竜門」という本を使いましたが、初心者はまずはこの手の本から始めるのが良いでしょう。

本を買っただけでうまくなるわけではないのですが、こうしてみるといろいろ買っていますねぇ。 これらの多くの譜例をこなしてプレイの幅を広げられれば良いのでしょうけれど、実際のところはバンドの課題曲の練習で手一杯な状況だったりするわけです…

ハイウェイスター:オルガンソロもギターソロも演るんです

我がバンドの直近の課題曲は Deep Purple の Highway Star なのです。古典ロックですね。

当初うちのバンドはギタリスト×2、ベース兼ボーカル、ドラマーの構成だったのですが、キーボード類の必要な曲も徐々にレパートリーに加わり、しかし人数は増やさず私がギター兼シンセとなっています。 これまではさほどキツくない OASIS の曲ばかりだったのですが、それがここに来て「ハイウェイスター」なわけです。

ディープパープルは昔のエレキギタリストならば必ず (?) 通った道だと思うのですが、昔の私はキーボード弾きでこの手の曲は全く手をつけず、コピーはレベッカ等をやっていました。 オルガンソロも初チャレンジだし、何よりツインギター・ソロ (って言葉はちと変な気もしますが) をかっこ良く決めなければならないのです。

いやあ、これは練習しました。

多分ジョン・ロードは両手を使ってオルガンソロを弾いているのでしょうけれど、私は右手で単音のみ弾いています。 ギターを担ぎながらキーボード弾くので両手を思いっきり使うのは辛い (という言い訳をしている) のです。

が、それより何よりギターソロです。 もう一人のギタリストがまだ練習途上なのでまだ「ツインギター」にはなっていないのですが、とりあえず初回スタジオで一曲合わせて終わったときは他のメンバーから拍手が来ました。

SE-70 & X5DR

というわけで最近のスタジオ持ち込み機材は、今までの SGV-800、SE-70 に Korg X5DR が加わりました。 さすがにギターとシンセの両方担いで持っていくのは辛いので鍵盤はスタジオのシンセを借りています。 写真は 1U ラックに入れた SE-70 & X5DR です。

ラックはイケベ楽器で購入した奥行き 280mm のものがちょうど良い感じです。SE-70 は M4 x 8mm、X5DR は M3 x 8mm のネジでアダプタに止め、ラックマウントしています。 1U サイズだと ACアダプターが入らないのがちょっと問題 (どちらもデカいのです) で、FC-50 やシールドケーブル、MIDIケーブル類と共にバッグに入れて運んでいます。

どうでも良いですが、ラックを買うときに FC-50 そっくりの GFC-50 を見つけました。マイナーチェンジした現行品ですね。 ボタンはグレードアップしていましたが、それ以外は外見も機能も FC-50 とほとんど変わらなそうでした。

エレキギターを1ヶ月以上放置してしまいました…

子供が生まれたりSGV-800 を1ヶ月ちょい放置してしまいました。 これだけ弾かなかったのは購入してから初めてのように思います。

久しぶりにケースから愛器を取り出しよく見ると、何だかフレットがくすんでいます。弦も張り替えなければなりません。張替えは2ヶ月半ぶりとなります。 古い弦をはずしてフィンガーボードをレモンオイルで掃除。合わせてフレットもレモンオイルのついたクロスでこすってみると、汚れがとれてきてクロスが真っ黒になります。くすみ程度ならばレモンオイルでフレットの掃除もできますね。 一通り掃除するとだいぶ輝きが戻りました。

2ヶ月半ぶり弦を張り替えてみると古い弦と新しい弦の張りが全然違います。 何というか、こんなに新品の弦は張りが良かったんですねぇ。 指の皮が弱っているのでチョーキングを多用するフレーズを弾き続けるとすぐに指先が痛み始めます。 アニーボールの 010-046 を使っているわけですが、これだけ期間が空いてしまうと一段細いゲージにして指先を鍛え直した方が早いかも知れません。

何事も継続が大事ということで…

サクラチル、でも Jim Dunlop LOK STRAP を買ってみる

残念ながら某オヤジバンドフェスティバルの一次審査は通りませんでした。敗因は、

  1. 選曲
  2. テクニック
  3. ビジュアル

あたりが考えられますが、まだ駆け出しの時期で応募に使える曲に限りがあるので仕方ないですね。 ぶっちゃけて言うと人に聞かせられるレベルの曲は今回の応募曲ぐらいしかないという台所事情なのです。 ビジュアルよりもまず演奏内容だし、レパートリーを増やさないと何もできない、という風に考えております。

さて、そんなわけで人前で演奏するのがいつになるかわからないのですが、 先のピックホルダーに続きまた小物を買ってみました。 以前ギターを落としたことがあるので、ストラップをロックするための小物が欲しいと思っていたのですが、 ストラップピンは高価なので結局値段で選んでジムダンロップの LOK STRAP (#7036) です。

LOK STRAP

(「ストラップも買ったら…」と言われてしまいそうな写真ですが…)

で、これ、回すときの固さに結構バラつきがありますね。通販で買うには向かないように思います。 また、安いのは安いのですが、質感は「これ2つで 630円なのかあ…」という感じ。 それでも実用上は関係なく、効果を考えれば買いだとは思います。 店頭で適度な固さのものを選びたいですね。

ジムダンロップのピックホルダー (シリーズ 5005) 購入

某オヤジバンドフェスティバルの一次選考の結果通知はまだ届いておりませんが、 初ライブに向けてピックホルダーを買うことにしました。 マイクスタンドにつけるタイプだと、スタンドから離れているときに困ったり置き忘れしやすかったりするので、ギターにつけるタイプのものにしました。 Jim Dunlop Pick Holder series 5005 です。

ジムダンロップ ピックホルダー

どの位置につけるかは悩みどころです。 やはりボディにはつけたくないのでピックガードにつけることにして、 粘着の面積が少なくなるもののピックが取り出しやすく邪魔にならない位置はここしかないと写真のようにつけました。 粘着力のある両面テープが使われているので問題なさそうです。

これでシンセからギターへの切り替えの際もスムーズにできるようになりました。 (バンドで練習している曲の一部ではピアノやオルガンが入っていてそのパートを弾いているのですが、「ギターソロは俺様!」、みたいな…)

ギターアンプのスタンバイスイッチ

練習スタジオでは私はジャズコーラス、もう一人のギタリストは マーシャルを使います。 マーシャルにはスタンバイスイッチがついているのですが、二人とも初心者のためこれの意味が今ひとつ良くわかりません。 表示の「I」と「O」を見て「I」が ON と判別できるまでに時間が必要だったりもします。

スタジオに入ったある日、音の出ないトラブルでスタジオのお兄さんを呼んで助けてもらいました。 そのときにマーシャル・アンプの電源スイッチを OFF にしてギターの差し替えをしていた私達を見て、スタジオのお兄さんは 「電源を切るときはスタンバイスイッチから。じゃないとアンプが飛んじゃう」と教えてくれました。

そんなにまずいことをしていたのかと家に帰ってから Web で調べてみるとアンプの真空管に優しくするためにはスタンバイスイッチを気をつけて使わなければならないことがわかりました。 具体的な内容はこちらのページに詳しく書いてあります。スタジオの機材は大切に、ですね。


追記
Marshall の公式ページ FAQ にも以下の通り記載されています。 FAQ はその他にもいろいろ興味深い項目も並んでいますので Marshall 使いの人は目を通しておきましょう。

スタンバイスイッチはOFFになっていることを確認したうえで電源スイッチをONにします。 最低1分、できれば2~3分程度経ってからスタンバイスイッチをONにしてください。 また、電源を落とす場合はこの逆で、まずスタンバイスイッチをOFFにします。 まだしばらく音が出ます。 その音がでなくなったのを見計らって電源スイッチをOFFにしてください。

やはり太い弦の方が音が良い

これまで SGV-800 に張っていた弦は ERNIE BALL (ただし購入直後の1回目だけ YAMAHA) の 0.009 ~ 0.042 でした。 大体1ヶ月強ぐらいで張り替えるようにしているのですが、 教科書には「ミディアムスケールには 0.010 ~ が合うと言われている」と書かれているし、 そろそろ一回り太くしても良いだろうと思い同じ ERNIE BALL の 0.010 ~ 0.046 を張ってみました。 すると思っていたよりも音は変わるものです。

あまり目新しいことはないかもしれませんが、

  1. 音が硬くなった
  2. 音が大きくなった
  3. サスティンが長くなった
  4. ピックアップの切り替えによる音色の違いがわかりやすくなった

です。ハードロックっぽい音になってゴキゲンです。その分左手の指の皮が更に厚くなりそうですが…

そうそう、ロック式ペグの弦の張り方を紹介したページを見つけました。 私は弦を折り曲げることはしていませんが、できるだけ弦をポストに巻かないで済むようにするのがポイントですね。

いまさらの Boss SE-70 インプレッション

ボスの SE-70 を使い初めてしばらく経ちました。ここまでの感想をざっくばらんに書いてみます。

立ち読みしてきた本(たぶん「Boss Book 2」) によると SE-70 は SE-50 の3倍の演算処理能力なのだそうです。でもギターをアンプで鳴らしているだけなのでその差はよくわかりません。SE-50 を使っていた私にとって嬉しいのは、

  • 歪みの種類が増えた
  • チューナー機能がついた
  • リアルタイムにコントロールできるパラメータの種類が増えた

というところです。ギター用のエフェクト以外ろくに触っていないのですが、ボコーダー等も良いらしいですね。メトロノーム機能もついているのですが、小節の頭がわからないのでこの機能は今ひとつです。つまみがついたのはボタン2つ押しで変化量大というのにも慣れているのでどうでもよいかも。

あと Web で見かけた「ノイズ多い」ってコメントには「歪みってこんなもんじゃない??アナログだしー」 って思ってしまいますし、「ノイズゲートが不自然」っていうのも「こんなものでしょ?」と思います。 プログラムチェンジすると音は途切れるのですが、コードチェンジができるのだからプログラムチェンジもできるでしょう、という程度です。 本当に切れ目のないところではリアルタイムコントロールで変化をつけるべきでしょう。 そのリアルタイムコントロールは4つまでのパラメータを指定できるのですが、私はプログラムチェンジも使うので4つあれば十分です。

っていうような話は 15年ぐらい前にすべきなのでしょうが、あの頃は SE-70 を持っていなかったし blog もなかったのですね…

今はオークションで1万円以下で落札できるので値ごろ感はあります。ただ、ギターの場合 MIDI フットコントローラが必要なのでこれを新たに買うのならば新品のフロアタイプのものを買った方が扱いは楽だし割安かも知れません。レコーディング用途にはいろいろなエフェクトがあって重宝すると思います。

Boss SE-70 を get !

最近 K-1 はつまらなくなったように感じていたのですが、たまたま見た日曜 (3/4) の K-1 は面白かったです。視聴率は「華麗なる一族」に負けたそうですが、この内容が続けばまた盛り上がるのではないでしょうか。

テレビでスポーツ観戦はするのですが、花粉症の季節となり自分の方は自然とテニスよりもエレキギターの方に目が向いてしまいます。そんな時オークションに出品されているボス SE-70 が目に止まり落札してしまいました。これは所有している SE-50 の後継モデルで、数が増え内容の強化されたアルゴリズムとアナログ回路を使ったディストーションが特徴です。まだアンプの音の違いも MICRO-CUBE のスイッチ切り替えでしか理解できていないのに「やはり歪みはアナログだ」という妄想をいだいての落札です。SE-50 と比べるとギター用のマルチエフェクトのアルゴリズムも増え (1→4)、ディストーションのモードも2 (Overdrive/Distortion) ×2 (Turbo On/Off) → 8×2 (Gain High/Low) と大幅に増えています。ペダルを接続してワウペダルとして使うこともできます。まだ使い込めていないのですが、新しいエフェクトも多く使い出がありそうです。

ただシンセをいじっていた時は気にならなかったのですが、ギターと共に使うとボタンを連打してパラメータを呼び出しエディットするという行為が億劫に感じられるときがあります。加齢のせいでそうなったのか、感覚がギタリストとなってきたためそうなったのかわからないのですが、そんなに凝って音作りしなくてもバンドで楽しく弾ければオッケーというような気持ちがあります。

といいつつチマチマと MIDI Exclusive Message と格闘したりしているわけですが、これはまた別の機会に。