SGV-800 インプレッション

YAMAHA SGV-800 を購入して10ヶ月が過ぎました。自分の買ったものは良い買い物だったと思うことが多い方なのですが、今回も結構気に入っております。SGV シリーズの中でこの SGV-800 は既に現行品でなく、ラインナップの中ではマイナーな存在のようです。そもそも SGV シリーズを選ぶ人が少ないのでしょうが、この SGV-800 の紹介と気づいたことなど書いてみます。ただし、SGV-800 は私の最初のギターなので、あまり客観性はないかも知れません。どうでも良いですが、ヤマハ製品は他にシンセ (DX7-II!) やルータ、テニスラケット等を使ったことがあります。

ペグ

1列に並んだペグはロック式です。これって弦は何周も巻く必要ないんですよね。最初はそれがわからず「溝の幅が細くて何周も巻けないじゃん!」って思ってしまいました。チューニングはとても安定します。弦を張り替えて1日ぐらい経てば、後はほぼ安定しています。この前ギターを落としていましたが、ペグが1列だったおかげでこの部分の損傷はありませんでした。

指板

ネックは細いと思います。バンドのもう一人のギタリストのギター (Epiphone 製) のネックを持つとそちらは明らかに太く感じます。多分そちらの方が標準なのでしょう。細いのでネックは握りやすいです。スケール は 628.6 (ヤマハのサイトでは小数点以下も表示されていました) で指板はローズウッド。このギターしかないので、材質による音の違いなどわからないし感触などもよくわかりませんが、とりあえず不満はないです。

ピックアップ

ピックアップはシングルコイル×2です。これも生音を聞き比べたりすることがないので、音色は正直よくわかりませんが、ノイズが気になったことはありません。

ピックアップセレクターは「フロント PU のみ」、「フロント+リア」、「リアのみ」の3ポジションですが、ほとんど「フロント+リア」に固定していて切り替えることはあまりありません。結局バンド演奏ではエフェクター+アンプセッティングで音作りをしてしまうので、それらに比べるとどうも変化が地味な気がしてしまうのです。まだその域に到達していないということですね。

トレモロ、ノブ

頻繁に使うものではないですが、トレモロ・ユニット (「アーム」と言う方がなじむ…) がついているのはやはり良いです。これのおかげで弦を張り替えた後の一発目のチューニングに時間がかかります。弦を張れば張っただけ他の弦が緩むからです。まあ、慣れれば早く合わせられるようになってきますけれど。上位モデルの SGV-1200 にはベアリングが入っているようですが、別に 800 でも問題は感じません。

ノブは「フロント PU ボリューム」、「リア PU ボリューム」、「トーン」の3つです。大体いつもトーンは高音側の目一杯に近い位置で弾いてます。ボリュームはあまり使わずフルに固定しています。セレクターが「フロント+リア」の位置の時にどちらか片方のボリュームを絞ってしまうとそのまま音が出なくなります。多分ギターの原理的にこうなのでしょうが、最初はこれが良くわからず音が出なくなって焦ったりしたことがあります。

カラー

で、「ブラックスパークル」カラーです。木目もいいのでしょうが、これはこれで綺麗で飽きが来ないです。


全体的には安く手に入れたこともあってとても満足度高いです。バンド活動を始めたおかげでギターの練習に身が入るようになりました。最近は物欲が歪み系エフェクターに向いています。

バンド活動開始

久しぶりに練習スタジオに入りました。何年ぶりでしょうか。ただしギタリストとして入ったのは今回が初めてです。今日はギタリストとしてのスタジオデビューまでの話です。

ギターは昨年購入した SGV-800 です。何はともあれ課題曲を弾けるようにしておくのが一番大きな準備なのですが、夜中に寝ぼけ気味で練習していたところ、ギターを思いっきり床に落としてしまいました。幸いギターはボディに多少傷がついた程度で済んだのですが、ケーブルが千切れてしまいました。最初はショックを受けたのですが、これ幸いと考え使ったことのないL型プラグつきのケーブルに変身させようと思いました。Switchcraft の “L PLUG #226” を購入してハンダ付けしました。半田ごては IC 用のコテ先の細いものを使いましたが、太めの方がやりやすいと思います。

ギター

やっぱりL型プラグの方が締まった感じがします。Positive Thinking ということで…

さて、音作りにはエフェクターも使いたいところです。昔使った BOSS のエフェクター SE-50 とフットコントローラー FC-50 を引っ張り出しました。共にシンセ用に使っていたものです。FC-50 の方は結局使う機会は少なかったですが、SE-50 については DX7II のエフェクト用に使い込みました。昔使い慣れた “KEYBOARD MUITI 1” や “ROTARY” 等でなく今回は “GUITAR MULTI” アルゴリズムを使うことになります。

SE-50

さてエフェクトのセッティングをと思ったら SE-50 のバックアップ電池が切れています。ケースを開けてボタン電池 CR2032 を入れ替えます。そんなこんなをしているうちにエフェクトのセッティングを詰める時間がなくなりました。ほとんどプリセットと同じ内容でバッキング用とソロ用の2音色ぐらいは用意してスタジオに入りました。

メンバーは子供の保育園のお友達の親達でみんなほとんど初心者です。ギタリスト×2、ベース兼ボーカル、ドラマーという構成です。私の持ち込んだ SE-50 & FC-50 を見たメンバーの感想は「小物が多い」だそうです。本当はボリュームペダル (エクスプレッションペダル) もあった方が良いと思っているのですが。

初心者の集合なので演奏内容はまだまだこれからですが、とりあえず久しぶりのスタジオは楽しかったです。

MICRO CUBE 購入

これまでギターを弾く時は、BOSS SE-50 のエフェクトをかけてモニター用スピーカー Sony SMS-1P をミキサー経由で鳴らしていました。そしてこのセットをベースにして、アンプシミュレータで良い物がないかを情報収集していたのですが、購入に踏み切るにはこれだという決め手がありませんでした。


ところが。


ちょっと視点が変わると「コレだ!」というものが出てきますね。Roland の MICRO CUBEに一発で惹かれて思わず買ってしまいました。


これとても良いです。


・家庭用に十分な音量。挿して電源入れればそれで弾けるお手軽さ。
・REC OUT 端子があってアンプのシミュレーションを録音に生かすことができる。
・その気になればマイクでも録れる。(ならないような気がするけど)
・音色調整がシンプルでわかりやすい。
・音が良い。
・AUX IN があるので、CD に合わせて練習できる。


使いこなすのはこれからですが、よい買い物をしたと思っております。

ギター演奏最初の謎

最初に買った教則本で練習を続けているのですが、チョーキングのときのミュートをどうするのが一番良いかよくわかりません。特にチョークダウンからプリングに連携する運指が問題で、左手薬指で弦を押さえている時に人差し指や中指で他の弦をミュートしようとするとプリングまでスムーズに指が動かないです。Web で検索してみると右手でミュートするという話があるので、どうするのが一番良いか試行錯誤しています。結局、左手のミュートと右手のミュートの組み合わせということになるのでしょうね。


教則本に「コレ」というのが書いていれば踏ん切りがついてできるように繰り返し練習するのですが、どの方法を選ぶか試行錯誤というと初心者には辛いところです。左手の指先がだいぶ硬くなってきました。

保護フィルム

SGV-800 のピックガードなのですが、爪でも傷がすぐ付くし、既についた傷でボコボコしていました。まあ、「ガード」だからこんなもんなのかなあ、と思っていたらなんと保護フィルムがついていました。フィルムを剥がすととても綺麗に。ちょっと得した気分。


ふーん、そういうことだったのね…

最初の教則本

お店の人にお勧めを聞いて、エレキギターと一緒に買った教則本が「10日間でマスターする!エレキの登竜門」という本です。ヤマハミュージックメディアから出ている「Go! Go! GUITAR」という雑誌の増刊ですが、初心者用としてはなかなか良いです。


インタビューとギター・モデル紹介が巻頭で数ページ、そして 10日間分のメニューともろもろの必要な予備知識、最後にはギタースコアが数曲という構成で私の場合はこれ1冊で足りてしまうような気がします。仕事があるので、当然 10日間でマスターできるわけはないのですが、手本の演奏が録音されている CD もついていて(最近ではあたり前かな?)やる気になります。


で、メニューを進めながら思ったこと:


・ロックだとパワーコードを弾いていればカッコがつきそう。道理でギターリストにコー
 ド聞いてもメジャーかマイナーなのかハッキリしないわけだ。(ギターリストが持って
 きたオリジナルの曲を適当にやっていると、時々わからなくなったことがありました)


・左手のミュートってこんなに重要なのね。


・ギターリストってやっぱり五線譜じゃなくてタブ譜で物を考えるのかなあ。
 (実際 10日間のメニューでは五線譜が出て来ないのです…)
まあ、やってみて初めてわかることはいろいろありますよね。

物欲は続く… エレキギターを GET

何とエレキギターを買ってしまいました。YAMAHA の SGV-800 です。いや、今更のように Cubase を使って遊んでいるという話は書きましたが、ギターの打ち込みで苦労するならば、弾けるように努力する方が報われるような気がしたもので。これもハードディスクレコーディングが気軽にできるようになったからそう思えるのですよね。


で、何故ヤマハかと言うと、安売りをしていたからです。ヤマハは個人的にいろいろ(シンセ、ルータ、ラケット)使ってきて比較的満足度の高いブランドだったというのもあります。「SG って自分でも名前を知ってるぐらい名器みたいだし、SGV って型番が似てるからそれと多少は関係あるかも??」と最初は思ったのですが、全然違うものですね…


どうでもいいけど、色が Web のカタログに載っていないブラックスパークルです。


で、いろいろ弾いてみて思うのは、エレキギターは思った以上にアコースティックな楽器ですね。シンセでベンダーやホイールを使って苦労するよりも、やはりリードはギターだよな、と思ってしまいました。