いろいろ買ってみたので簡単に紹介します。これだけ買ったのでさすがに全部の譜例を弾けるようにはなっていないのですが…
ギターを弾いたときの「症状」から「原因」とその「対策」をまとめた本です。
Amazon に目次がでていますからこれを見ていくつか心当たりがあれば買いだと思います。
握り込み式フォームとクラシック式フォームの使い分けはこの本を読んで初めて意識しました。私は握り込んでいなかったので、きちんと握れるところは握るように直しました。また、「ジョイント」や「チキン・ピッキング」等の言葉は本書で覚えました。「チキン・ピッキング」と聞いて「ビビってしっかりピッキングできないこと」と連想してしまいましたが、全然違いました (爆)。
DVD 版も出ていますが、「練習用フレーズ数などでは本の方が圧倒的に多い」そうなので、私は本の方を購入しました。
逆に全くの初心者であれば DVD 版を見たほうがわかりやすいと思います。
著者は違いますが、「ギターがうまくなる理由ヘタな理由」を速弾きに特化したものです。
私は最初にこちらを買ってから「ギターがうまくなる理由ヘタな理由」を購入したのですが、今思えば順番が逆でした。
そうは言ってもこの本のおかげでハイウェイスターのソロはあまり苦になりませんでした。
ギターのメンテナンスについて一通りまとめた本です。ネックの反りのチェックの仕方が参考になりました。
フレットの打ち換えなどショップに任せるような作業についても、参考としてその方法が説明されています。
後から出たカラー写真版もあるようです。こちらの方がずっと見やすいのでしょうね。
ギターの各パーツについて徹底的に解説したマニアックな本です。
ギター好きのためにある本で、私はまだパラパラと眺める程度で終わっていますが、何故ギタリストは自分のギターに手を入れなければ気が済まなくなるのかがわかるような気がしました。
ところで私の SGV-800 はピックアップのポールピースがスクリュータイプで各弦ごとに高さを調節できますが、その調整法までは本書にも「メインテナンス・ブック」にも出てこなかったので、下手にいじるな、ということだと理解しました。
日常のメンテナンスには「メインテナンス・ブック」があればそれだけで十分すぎるくらいです。
耳コピができるようになるための本。ただし、最初は「2分~4分音符を聴き取ろう!」から始まるので初心者でもオッケー。
また、ギターのコピーに特化しているので、オケ全体をコピーするためのノウハウは出てきません。
そのあたりを理解しておけば、最後の方はピッキングとレガートの聞き分けやエフェクトがかかっているフレーズのコピー等も出てきて、エレキギターの耳コピについてはこの一冊で一人前になれるでしょう。
やる人はこの本がなくてもやってしまうんでしょうけれど、問題と解答という構成になっているのでトレーニングの素材として良いと思います。
実戦的なフレーズ 63 パターンが紹介され一通りマスターすればプレイの幅が広がります。
オリジナルをやっていてバッキングがマンネリ化している人には良いと思います。
パターンは Rock、Soul – R&B、Funk、Jazz、Blues の5ジャンルに分類されているのですが、
私としてはもっとシンプルな JPOP パターンを増やしてこれの初心者向けを出して欲しいところです。
どれもそれぞれ特色がありますが、初心者の方がこれらの本を手にするのはまず体系的に網羅されている入門本を読んでからの方がよいと思います。その次あたりに「ギターがうまくなる理由ヘタな理由」や「メインテナンス・ブック」が来ると思います。いきなり読むにしては「ギターがうまくなる理由ヘタな理由」は症状-対策の集合なので体系的に網羅されたトレーニング用の本とは異なりますし、「メインテナンス・ブック」はやや内容が深過ぎるように思います。
私の場合は「10日間でマスターする!エレキの登竜門」という本を使いましたが、初心者はまずはこの手の本から始めるのが良いでしょう。
本を買っただけでうまくなるわけではないのですが、こうしてみるといろいろ買っていますねぇ。
これらの多くの譜例をこなしてプレイの幅を広げられれば良いのでしょうけれど、実際のところはバンドの課題曲の練習で手一杯な状況だったりするわけです…