LEGO MINDSTORMS RIS 2.0 を Windows XP で動かす

最近、子供が小さいレゴブロックで遊べるようになったので MINDSTORMS を引っ張り出して遊んでいます。MINDSTORMS はロボットを作ってプログラミングすることができるレゴ製品です。 ただし、我が家のものは MINDSTORMS と言っても最近出た NXT ではなく RIS (Robotics Invention System) 2.0 (RCX と書くのがわかりやすいのか?) の方です。 NXT に比べるとセンサー、モーター、CPU の性能や数等でだいぶ見劣りしますが、子供と遊ぶ分には複雑なことができなくてかまいません。 何年も前に購入したものですが、子供が出来てからはほとんど使っていませんでした。

さて、昔の製品なので気になるのはソフトウェアが無事に動くかどうかです。 結論から言うと無事 Windows XP 上で動かすことができました。 この FAQ から辿ることができる 赤外線インターフェイスのドライバパッチを適用することで無事動いています。

最近はMicrosoft の出した ロボット用プログラミング環境 (Microsoft Robotics Studio) もあるみたいですね。この日経 ITpro の記事中にもパッチの情報が載っています。


2012.11.11 追記
既に Lego のサイトからはダウンロードできなくなっていますが、こちらの個人サイトからダウンロードできるようです。

パイロット カスタム74 (SF) 購入

論文試験勉強のモチベーション向上を理由にしてカスタム74 を買ってしまいました。 あまり多く試してもわけがわからなくなるので、SF と SFM に絞って試し書きしてみたところ、書き味は SFM の方が良かったのですが、試験用にはやや太いように思えたので結局 SF を購入しました。

物は高田馬場 CHIKUHO で購入しました。 もともと2割引だったのですが、カミさんからもらった (奪った?) スタンプカードで \2,100 分更に引いてもらったので \6,300 で購入できました。特に値引き交渉したわけでもないので国産万年筆は普段から2割引なのでしょう。 (以前は売り場に値引き表示があったような記憶がありますが、購入時は定価のみの表示でした)

さて、使ってみての感想です。

まず、一番良かったのは、このクラスだとしばらく筆を休めていても掠れがさほど気にならないことです。 Cavalier の場合は神経質にキャップを閉めていたような気がしますが、カスタム74 の場合キャップをはずしてしばらく放っておいても多少の掠れで済みます。

またペン種 SF ですが、比べてみれば SF は軟らかいのでしょうが、ずっと使っているとこれが標準になってしまいます。 Cavalier に比べるとやはりサラサラといった感じで書けます。 その他、

  1. 軸はプラスチックなので持った感じはちゃちいかも
  2. キャップはスクリュー式で簡単にははずれない/はずせない
  3. 手帳のペンホルダーに差すにはちと太いか

という感じですが、安く手に入れたこともありとても満足しています。

Adobe Premiere Elements 3.0 とグラフィックボード

今まで Intel 865G チップセットのオンボードのグラフィック機能 (82865G) を使っていたのですが、 思い立ってグラフィックカードを購入することにしました。 こちらのページのビデオカードランク表を見て、何かしらカードを買わねばと決心したのでした。

と言っても 3-D ゲームをするわけでも Vista にバージョンアップするわけでもないし、使用中のマザーボードは AGP カードしか差さらない (泣) ので、今となってはローエンドの GeForce 6200A (玄人志向 GF6200A-A256H/HS) を選択しました。現行 PC のスペックについて唯一不満に思うときが Premiere Elements でモニターしたりプレビューしたりする時なのですが、 このパフォーマンスがちょっとでも向上すればと考えたのです。

Sony HDR-HC3 から HDV を取り込むわけですが、CPU とメモリは一応 Premiere Elements HDV 編集の最低システム要件 (Pentium 4 3GHz、メモリ1GB) をちょうど満たしているので「ひょっとしたら旧世代過ぎるビデオカードを変えるとパフォーマンスがかなり向上するのでは?」という淡い期待もあったのです。

さて、実際にカードを変えて Premiere Elements のパフォーマンスにどれぐらい変化があったかというと、

  • CPU 利用率は下がった
    モニター時にタスクマネージャ上、約 90% で推移していたのが約 80 ~ 70% 程度になりました
  • 動画のコマ落ちは気にならない程度になった
  • 音飛びはあまり変わらない

という感じです。ただし、エフェクト類はほとんどかけていない状態です。 Premiere Elements のヘビーユーザを目指すにはやはり新しめの CPU が必要なようです。

Excel の表を PowerPoint へコピーする

Microsoft Office 2003 の話です。

Excel の表を PowerPoint へコピーすると、最近は Excel のオブジェクトが埋め込まれるのではなく、きちんと PowerPoint の表に変換されるのですね。古い知識のままだったので、ちょっと感動しました。貼り付けのオプションボタン ( ) から「Excel の表」を選べば、以前同様 Excel のオブジェクトとして PowerPoint に貼り付けることもできます。

さて、PowerPoint に既に表が出来上がっていて、そこに Excel の表のデータをコピーしたい時もあります。 この時何も考えずコピー&ペーストをすると思った通りにならないのですが、 PowerPoint 上で貼り付け先のセルをきちんと選択してから貼り付け、場合によっては「貼り付けオプション」の「テキストのみ保持」を選択すれば意図通りの結果になります。

PowerPoint でテキストを貼り付けたときに意図通りの書式にならなかったときも「貼り付けオプション」を使用するのですよね。 実は最近やっと「貼り付けオプション」を覚えたのです…

Cisco PIX/ASA もう一つの MSS 関連設定

前回 PIX/ASA の MSS がらみのコマンドの話を書きましたが、MSS 関連では "sysopt connection tcpmss" というコマンドもありますね。 これは、通過する通信の TCP ヘッダの MSS オプション値が指定された最大値を超えていたときは、その最大値に書き換えてしまうというものです。 デフォルトでは最大値が 1380 になっていて (6.x、7.x 共)、これを超えるものは 1380 に書き換えられます。1380 以外 (例えば 1200) に設定したい場合は次のようにコマンドを入力します。

sysopt connection tcpmss 1200

この書き換えを止めるには以下のコマンドを入力します。

sysopt connection tcpmss 0

"sysopt connection tcpmss minimum" で最小値も設定できます。

"sysopt connection tcpmss" はあくまで MSS オプションの書き換え動作だけであり、 MSS 値を超えた通信を許可/拒否するのは、先の記事のリンク先にある "exceed-mss allow/drop" の設定になるのでごっちゃにならないようにしなければ、ですね。

「鉄道模型ショウ2007」に行ってきました

松屋銀座で開催されていた鉄道模型ショウに行ってきました。 最近この手のイベントは行くとすれば息子と二人で行くことになるのですが、会場を回るのは当然ながら息子主導で、気のおもむくままにあちらこちらへ突進していく息子を追いかけるのは骨が折れます。 体が小さいのを良いことに、ちょっとした隙間があれば息子は先に進むことができ、私よりもよほど機動性があります。 息子はどちらかというとレイアウト展示や運転体験コーナーに興味があり、新製品の展示をゆっくり見ることはできません。 しかし、その中で目に付いたものを紹介しておきます。

トミーテックの情景コレクションに「踏切」が加わるようです。着色はされる前のものが展示されていましたが、期待できます。 また、1/150 の「カーコレクション」に商用車が加わるようです。個人的にはパッと見で違いのわからないバスやトラックが増えるよりはこのように様々な車両を出してくれた方が嬉しいです。写真を載せているブログがあるので紹介しておきます。 (ブログ1ブログ2)

トミックスについては、発売済のものも含めリニューアルされたストラクチャー類 (コンビニ、ガソリンスタンド等) が昔と比べてとてもよくなっているように感じました。

DDF のブースには「鉄道模型ちゃんねる」で製作した伊豆のモジュールが展示されていました。

「昭和の鉄道模型をつくる」は既に大きな書店にもサンプルが展示されていますが、街並みコレクションを並べたものに毛が生えた程度のような気がしてあまりグッと来ないですね。継ぎ足しの歩道の処理などもう少しなんとかならないのかと思います。

イベントの位置づけとしては初心者向けで、運転方法の講習等初心者向けの企画ばかりですし、メーカーブースでも入門セットの売り込みをしていました。

その中で息子は運転体験コーナーで列車を走らせてきました。 走らせることができるのは機関車1両のみや、先頭車+中間車2両の編成で見た目が良くないのですが、5分間隔で運転者入れ替えということを考えると簡単に脱線させるわけにはいかず、致し方ないというところでしょうか。

本来ならば様々なグッズが揃っている販売コーナーもゆっくり見たいところですが、子供と一緒だと難しいですね。

ゲキレンジャー&仮面ライダー電王 試写会に行ってきました

某出版社主催の「劇場版 仮面ライダー電王 俺、誕生!電影版 獣拳戦隊ゲキレンジャー ネイネイ!ホウホウ!香港大決戦」の試写会に行ってきました。 試写会は初めての体験です。また、一緒に行く息子にとってはきちんとした映画を見るのは初めてです。 当選の葉書はオークション対策のためか直前に届きました。葉書が届いても行けないという人はそれなりの数になりそうです。

試写会は初体験なので様子がわからず、かなり早く行ってしまいましたが、最終的に観客の入りは8割以下ぐらいで、 開場の時刻までに来ればそれなりの席には座れたように思います。

ところで、この試写会ではゲキレッドのブランケット (ひざ掛けか?) とオロナミンCをもらうことができました。 大人の分もくれました。タダで映画が観れてグッズももらえるとは嬉しいです。

実はこの映画、正確には「モモタロスのなつやすみ」も入れた3本立てという構成です。それぞれの上映時間は、

  • ゲキレンジャー 約 30分
  • モモタロスのなつやすみ 数分
  • 仮面ライダー電王 約 70分

という感じです。また、順番はこの通りです。 時間がアンバランスな気がしますが、毎年戦隊ものと仮面ライダーの順番、時間配分はこういうものらしいです。

さて、内容については公開前なのであまり詳しく触れませんが、親子とも楽しめました。あの方がインリン様というのですね。 両方ともテレビのサイドストーリーという感じで、特に電王の方はテレビのストーリーと密接に関連しています。 ただし、ゲキレンジャーが短いこともあって、仮面ライダーの上映時間はだいぶ長く感じました。 4歳児にはギリギリの時間で最後の方は集中力がキビしかったようです。

…実はハガキが届く前に親子ペア券を既に買っていて、息子の希望もありこの映画をもう一度観に行く予定です…

パソコン操作を動画としてキャプチャするための MS Office ツール

IT 開発系の仕事をしているとお客様にアプリケーションのデモを見せたいときがあります。 「百聞は一見にしかず」というやつですね。 で、本来ならばネットワークにつなげてオンラインでデモしたいのですが、もろもろの事情でできない、という時もあります。 オフラインではまともに動作しない、さあ、困った。 そんなときはオンラインデモの代替として、あらかじめ操作をキャプチャーしたものを再生してお見せするという手段があります。 昔ならば Lotus ScreenCam や Microsoft Camcorder (ちょっとマイナーかも) を使ってこの準備していました。

さて現在この手の Office 系ツールはないものかと探したところ Microsoft Producer に辿り着きました。 内容は Camcorder の単なる後継というわけではなく、オーディオ、ビデオ、イメージを用いた PowerPoint スライドの作成等を支援するためのアプリケーションとなっています。 この Producer の一機能として、PC 画面をキャプチャーし、.WMV ファイルに録画する機能があります。

取り込みの操作は簡単で「ツール」-「取り込み」で表示される「取り込みウィザード」から「画面からのビデオとオーディオ」を選択すればよいです。 最大解像度が 800 x 600 だし、画質も結構劣化しますが、それが許される状況ならば使えると思います。 「正規の Microsoft Office」を利用していれば無償ダウンロードできるので試してみてはいかがでしょう?

エレキギターを1ヶ月以上放置してしまいました…

子供が生まれたりSGV-800 を1ヶ月ちょい放置してしまいました。 これだけ弾かなかったのは購入してから初めてのように思います。

久しぶりにケースから愛器を取り出しよく見ると、何だかフレットがくすんでいます。弦も張り替えなければなりません。張替えは2ヶ月半ぶりとなります。 古い弦をはずしてフィンガーボードをレモンオイルで掃除。合わせてフレットもレモンオイルのついたクロスでこすってみると、汚れがとれてきてクロスが真っ黒になります。くすみ程度ならばレモンオイルでフレットの掃除もできますね。 一通り掃除するとだいぶ輝きが戻りました。

2ヶ月半ぶり弦を張り替えてみると古い弦と新しい弦の張りが全然違います。 何というか、こんなに新品の弦は張りが良かったんですねぇ。 指の皮が弱っているのでチョーキングを多用するフレーズを弾き続けるとすぐに指先が痛み始めます。 アニーボールの 010-046 を使っているわけですが、これだけ期間が空いてしまうと一段細いゲージにして指先を鍛え直した方が早いかも知れません。

何事も継続が大事ということで…

Cisco PIX/ASA の MSS に関連するトラブル

ネットワークトラブルの中で、特に嫌なものは MTU や MSS 関連のトラブルです。 この手のトラブルでは、同じ相手に同じ通信アプリケーションを使っていても、通信ができたりできなかったりするような現象が見られます。再現性がなさそうにみえるので、思わず「パソコンをリブートして様子をみてください」と言いたくなってしまうのですが、それでは何の解決にもなりません。 覚悟を決めてパケットキャプチャーしてみると特定のサイズのパケットだけ届いていないというような現象が判明し、冷や汗をかくことになるわけです。

さて身近なところで Cisco PIX/ASA に関連して MSS のトラブルが起こりました。 詳細はこちらの URL にある通りなのですが、要約すると以下のようなものです。

  • クライアントが通知した MSS を超えるセグメント長となるパケットがサーバ側から到達したため、ASA がドロップした
  • サーバに手を入れられない場合、有効な workaround は、MSS のチェックを無効にすること

根本の問題は通知した MSS を無視するようなサーバの存在ですね。 ASA はこのようなサーバからのパケットを不正なパケットと判断してドロップしてしまったわけです。 Software Version 7.0 からデフォルトの動作がこのようになりました。

通信できるようにするという観点では、先の URL にあるような設定を入れて MSS チェックを無効化すればよいですが、 お客様/社内のしかるべき責任者へこの設定変更内容をきちんと説明できなければなりません。 TCP に明るくない方へ説明する時に、「MSS とは」というところから始めると下手すると細かい話ばかりになって何を説明しているのかわからなくなってしまいます。 以下の点をうまく説明できると良いですね。

  1. そもそも、クライアントの通知した MSS を無視するようなタコな実装のサーバが悪い。
  2. そのサーバとの通信を許可するためには PIX/ASA の MSS チェックを無効化しなければならない。
  3. 確かにセキュリティレベルという観点からするとチェックをしなくなるのでレベルは落ちるが、実際問題としてイマドキの端末ならばこのようなパケットによりバッファーオーバーフロー等の問題を起こすようなタコな実装はしていない。 従って事実上チェックを無効化するリスクは小さい。

1. と 3. が矛盾するような気がちょっとだけしますが…