Photoshop Elements の選択ツールを極めよう

Photoshop でフォトレタッチを行うには選択ツールを上手に使えるようになることが不可欠です。 選択ツールの紹介ということでは ADOBE TV に以下の 2つの動画があります。

英語が苦にならない方はこの動画を見るだけで十分なのですが、日本語のメモとして以下に選択ツールの使い方をまとめてみます。 英語が苦手な方も実際の操作については動画を参考にしてください。 動作は Photoshop Elements 9 で確認していますが、Photoshop Elements 10 でも大きな変更はないはずです。

まずは自動選択ツール

「自動選択ツール」はその名の通り自動選択を行うためのツールです。 許容値 (Talerance) を大きくすればより広いカラーレンジを選ぶことができます。 また、隣接 (Contiguous) をチェックすると連続した範囲のみ選択され、アンチェックすると画像全体で同じ色を持つエリアが飛び地であったとしても選択されます。

Shift キーで追加選択ができるので、「隣接」を有効にした状態で必要に応じて追加選択というやり方が良いでしょう。 選択範囲の一部削除は Alt (Mac は Option) キーを使います。 いずれの場合もマウス操作の前からキーを押さえておきます。

基本的なところ

Shift キーでの追加選択と Alt (Option) キーでの選択範囲削除は他のツールでも使えます。 ちなみに全選択解除は Ctrl+D (Mac は Command+D) ですが、新たな選択範囲をつくり始めれば良いのであまり使わないです。

選択したくない領域を描画する方が簡単な場合は「選択領域を反転」(Shift+Ctrl+I) というテクニックが使えます。 最終的に非選択とする領域を選んでから最後に反転するのです。

それと Zキーを押しながらドラッグでズームツールを使うことができるので、これも覚えておくと便利でしょう。

クイック選択ツール/選択ブラシツール

次に紹介するのは「クイック選択ツール」です。 ブラシを使って選択領域を描くのですが、選択領域の境界を自動調整してくれるので、正確に境界をなぞる必要はありません。 Alt+右ボタンドラッグ (Mac は Ctrl+Option+ドラッグ) でブラシのサイズ変更することができます。

「クイック選択ツール」と似たものとして「選択ブラシツール」があります。 違いは自動的に選択範囲を決めることはないという点で、ブラシで書いた通りに選択されます。

長方形選択ツール/楕円選択ツール

これらは長方形や楕円を描いてその図形の領域を選択するツールです。 シンプルなツールなので説明するまでも無いように思えますが、Shift キーで選択領域追加、Alt (Option) キーで選択領域削除が可能なので、これだけでも複雑な領域を選択することができます。

また、正方形や正円の領域選択を行う時も Shift キーを使います。 正方形の領域を追加選択するときは、クリック前に Shift キーを押さえ、マウスボタンを押下後一旦 Shift キーを上げて押さえ直しドラッグします。

なげなわツール/マグネット選択ツール/多角形選択ツール

名前を聞いて一番わかりやすい多角形選択ツールですが、ご想像の通り多角形を描画して選択するツールです。 クリックすると頂点が増えていきますが、Del キーで直前の頂点をキャンセルすることができます。 最後はダブルクリックするか最初の点でクリックするかで選択完了です。

多角形でなくフリーハンドで領域選択を行うのがなげなわツールです。 ドラッグして境界線を描きます。 マウスボタンを放せば領域が確定します。

最後に紹介するマグネット選択ツールはなげなわツール同様マウスカーソルの動きで領域選択を行うのですが、画像のコントラストから自動的に境界線を適切な位置に設定してくれるツールです。 使い方としては最初の点をクリックした後は、マウスボタンを押さずにカーソルを動かすだけで境界線が描画されていきます。 必要に応じてクリックしてポイントを追加します。 多角形選択ツール同様、Del キーでポイントを削除することができますし、ダブルクリックや最初のポイントクリックで選択領域を確定することができます。

まとめ

というわけで一通り選択ツールを紹介しました。 画像によって使い分けできるようになると良いですね。

選択ではなく範囲を抽出する機能ではありますが、この他に「マジック抽出」という機能もあります。 選択したい領域に赤い点、選択したくない領域に青い点を描くと抽出範囲を自動的に計算してくれます。 簡単なので、試してみると良いと思います。 メニューから「イメージ」「マジック抽出」と選ぶことで使用できます。

perl のおと

perl に関する (ほとんど自分のための) 備忘録です。 たまにちょっとしたものを書くだけなので、いつになっても perl には慣れることができず、すぐに忘れてしまいます。 (タイトルは Unix Magazine に連載されていた「ワークステーションのおと」のマネです。)

ワードリスト

デリミタは変更可 (「/」、「(」、「<」、…)

qw(a b c)
qw/a b c/			# どちらも ('a', 'b', 'c')

裸のワードはクオート文字列として扱われる

(Mon, Tue, Wed, Thu, Fri)	# → qw(Mon Tue Wed Thu Fri)

s/// 等に使ってもオッケー。

s {before} (after)g;		# 異なるデリミタオッケー。最後以外空白もオッケー。

スコープの指定

my	ローカル変数
our	グローバル変数:スコープを抜けても値がリストアされない
local	グローバル変数:スコープを抜けると値がリストアされる

普通は my 使っとく。local はグローバル変数を局所的に変えるとき。

local $/ = ".\n";

とか。

宣言や定義のインポート

use	コンパイル時に読み込む
require	コンパイル時、または実行時に読み込む

まあ、use 使っとけば良いということで (cf. http://www.ndis.co.jp/blog/tech/2008/10/use-require.html)

use MODULE LIST; 		# LIST が省略されたときは @EXPORT を読み込む

無名の配列、ハッシュへの reference

配列

$a = [a, b, c];

ハッシュ

$h = {a1 => b1, a2 => b2, a3 => b3};

リストと配列は別物

$stuff = ("one", "two", "three");	# $stuff は "three"
@stuff = ("one", "two", "three");
$stuff = @stuff;			# $stuff は 3

気になる演算子

「->」:デリファレンス
「=>」:カンマの代わり。すぐ左にある識別子は文字列として解釈
「&」:リファレンスを作って関数呼び出しの際に必要

デリファレンス

配列のデリファレンス例

@{$arrayref}
${$arrayref}[0]

ハッシュのデリファレンス例

%{$hashref}
${$hashref}{"key"}
@{$hashref}{"key1", "key2"}

いずれもリファレンスを持つ変数をくくる「{}」はブロック

ハッシュとリストコンテキスト

%by_value = reverse %by_key;

%by_key はリストコンテキストなので (key1, value1, key2, value2, key3, value3, …, keyN, valueN) と展開される。 reverse 後は (valueN => keyN, …, value2 => key2, value1 => key1) ということ。

タブ 区切りテキストでの要素の取り出し

my($card_num, $count) = (split /\t/)[1, 5];

添え字 -1 は最後を表す

my($first, $last) = (sort @names)[0, -1];

サブルーチンがらみもろもろ

  • サブルーチンへの引数はスカラー値からなる1個のフラットなリスト。戻り値も同様。
  • 2個以上の配列やハッシュを引き数として渡すには参照リファレンスを使わなければならない。
  • サブルーチンでの引数を受け取るとき、($a, $b, @rest) のように最後の一つだけが配列なのはオッケー。
  • @_ の要素を変更すると対応する実パラメータも変更される。

ファイルの一気読み

スカラー変数に代入。

undef $/;
$_ = <$fh>;

配列に代入。

@array = <$fh>;

いずれも大きなファイルには向かないらしい。 (cf. http://d.hatena.ne.jp/perlcodesample/20080723/1216823930)

パターン結合演算子

!~ 		# =~ の反転

範囲演算子

for (0 .. 10) 	{ print; }	# 0 ~ 10 を表示
@alphabet = ('A' .. 'Z');
@foo[-5 .. -1]  		# 最後の 5要素

繰り返し演算子 x

(1) x 4				# (1, 1, 1, 1) または "1111"

ハッシュのもろもろ

@hash{@keys} = ("") x @keys;	# ハッシュ初期化。ハッシュスライス利用
scalar(keys (%HASH))		# 登録済みキーの個数

その他

use strict;
use warnings;

は必須だよね。

置換時関数呼び出し

s/([0-9]+)/sprintf("%#x", $1)/ge; 	# 16進へ変換。/e を使えばオッケー

SonicStage Mastering Studio のエフェクトに感動

PCM-D50 で録音したバンド練習の音源の処理は以下のようになります。

  • SonicStage Mastering Studio を使って1つの .WAV ファイルから演奏部分を切り出して、複数の .WAV ファイルを作成。
  • 続いて iTunes 等を使って .WAV ファイルから .MP3 に変換。

実は SonicStage Mastering Studio (以下 SSMS) は PCM-D50 を購入する前から VAIO にプレインストールされていたのですが、起動時画面を見て特定用途向けと判断し全く使っていませんでした。 PCM-D50 を購入して初めて、録音済み .WAV ファイルを分割して、マスタリング用エフェクトをかけることができるのに気づいたのです。 下の画面のような説明が起動時画面に表示されますが、何のことやらって感じませんか?

まあ、特定用途向けなのは確かなのですが…

で、SSMS に付属するマスタリング用エフェクトがコンシューマー用 PC には似つかわしくない程のプロ用なのです。 いや正直に言うと私自身はマスタリング用のエフェクターには詳しくなく、マスタリング用エフェクトというと (アナログの!) コンプレッサーぐらいしか思いつかなかったのですが、マスタリング用エフェクトのおまけにバイオがついているという表現 (ちょっと古い記事です) もあるぐらい SSMS はスゴいもののようです。

我が家の VAIO にプレインストールされた SSMS は Version 2.4 なのですが、実際に使ってみるとベーシックな5バンドの EQ から、音圧や音場の広がり (ステレオだけでなく 5.1ch 用も!) を調整するためのものなど様々なエフェクトが用意されています。

私の場合、 PCM-D50 の主用途はバンド練習の演奏確認としてメンバーに配る音源作成なわけですが、このような目的では録音時のマイクセッティングに時間をかけるわけにはいきません。 (ギター、シンセとボーカル用マイクのセッティングをしなければならないし、こちらの方が重要なのです!)

また、PCM-D50 の場合、録音レベルはマニュアル調整しなければならないので演奏中もメーターが視認できる位置に置いておきたくなります。 加えてドラムやモニタースピーカー、ギター/ベースアンプ類等機材の配置もこのような録音のことは考慮せず決められているわけで、結果としてどうしてもバランスが偏った録音になりがちです。

このような状況で特に以下の2つのエフェクトが有用だと感じています。

Sony Localization Equalizer Plugin
これは周波数とパン位置をレンジで指定して音量調整するものです。 つまり特定のパートを持ち上げたり、引っ込めたりすることがある程度可能なのです。 録音時の配置にもよりますが、2台のギターのうち音量の小さい方を持ち上げて確認しやすくする、ということができるのです。

下の図を見てください。 縦軸が周波数、横軸が定位を表すのですが、「1」で示される四角のように Range を指定できます。

そしてこの Range に対して右のスライダーで音量調整ができます。 この図では +5dB の補正をしてます。 この Range が5つも設定できてしまうわけです。これってすごくないですか?

WAVES S1 Stereo Imager
これはステレオの広がりを調整するエフェクトです。

原音より狭める処理はともかく広げる処理というのは今一つどういう処理をしているのかよくわかりませんが、これをかけることによって各パートの演奏が確認しやすくなることがあります。

この他にもアナログテープの圧縮効果をシミュレーションしたり、ノイズ除去をしたり等々様々な効果を得ることができるエフェクト満載です。SonicStage Mastering Studio Version 2.4 の付属エフェクト一覧を示しておきます。 少数派でしょうけれど、これを見て VAIO が欲しくなってしまう人もいるのではないでしょうか?

  1. Sony Oxford Multichannel 5 Band EQ + Filters
  2. Sony Oxford EQUALISER
  3. Sony Oxford Inflator
  4. Sony Oxford Restorer
  5. Waves S360 Surround Imager
  6. Waves Renaissance Bass
  7. Waves S1 Stereo Imager
  8. Waves L1 Ultramaximizer
  9. QSound QSurround 5.1
  10. QSound QSurround Virtualizer
  11. QSound QMSS
  12. Sony Downmix Plugin
  13. Sony Fader Plugin
  14. Sony Surround Panner Plugin
  15. Sony Localization Equalizer Plugin

また VST エフェクトプラグインや DirectX オーディオエフェクトプラグインを追加することができます。 Premiere Elements でも VST が使えましたが、シーケンサー (っていうか DAW ソフト) だけでなく様々なところで使えるのですね。 ちなみに SSMS のプラグインは他の VST ホストでは動かないらしいです。

ちょっと注意点です。

PCM-D50 付属の SSMS は付属するエフェクトの数が少ない
PCM-D50 に付属する SonicStage Mastering Studio Recorder Edition では使用できるエフェクトの数が VAIO プレインストールのものより少ないです。以下のものしか使えません。これだとちょっと淋しいですねぇ。

  • Sony Downmix Plugin
  • Sony Fader Plugin
  • Sony Surround Panner Plugin
  • Sony Localization Equalizer Plugin

エラーメッセージが表示された
SSMS を初回起動後、いきなり .WAV ファイルをロードして編集モードに移行し、サウンド再生をしようとすると以下のエラーメッセージが表示されました。

入力、または出力に使用するデバイスや端子が選択されていません。
それぞれのデバイスの選択状態を確認してから再度操作を行ってください。

このエラーが表示されたときは、「入力を選択する」の画面で何か入力を選択すると良いようです。 1度選択するとエラーは出なくなりました。

…どうでも良いかも知れませんが参考までに書くと、バンド演奏時のギター用のエフェクトは BOSS SE-70 を使っています。

LEGO MINDSTORMS RIS 2.0 を Windows XP で動かす

最近、子供が小さいレゴブロックで遊べるようになったので MINDSTORMS を引っ張り出して遊んでいます。MINDSTORMS はロボットを作ってプログラミングすることができるレゴ製品です。 ただし、我が家のものは MINDSTORMS と言っても最近出た NXT ではなく RIS (Robotics Invention System) 2.0 (RCX と書くのがわかりやすいのか?) の方です。 NXT に比べるとセンサー、モーター、CPU の性能や数等でだいぶ見劣りしますが、子供と遊ぶ分には複雑なことができなくてかまいません。 何年も前に購入したものですが、子供が出来てからはほとんど使っていませんでした。

さて、昔の製品なので気になるのはソフトウェアが無事に動くかどうかです。 結論から言うと無事 Windows XP 上で動かすことができました。 この FAQ から辿ることができる 赤外線インターフェイスのドライバパッチを適用することで無事動いています。

最近はMicrosoft の出した ロボット用プログラミング環境 (Microsoft Robotics Studio) もあるみたいですね。この日経 ITpro の記事中にもパッチの情報が載っています。


2012.11.11 追記
既に Lego のサイトからはダウンロードできなくなっていますが、こちらの個人サイトからダウンロードできるようです。

Adobe Premiere Elements 3.0 とグラフィックボード

今まで Intel 865G チップセットのオンボードのグラフィック機能 (82865G) を使っていたのですが、 思い立ってグラフィックカードを購入することにしました。 こちらのページのビデオカードランク表を見て、何かしらカードを買わねばと決心したのでした。

と言っても 3-D ゲームをするわけでも Vista にバージョンアップするわけでもないし、使用中のマザーボードは AGP カードしか差さらない (泣) ので、今となってはローエンドの GeForce 6200A (玄人志向 GF6200A-A256H/HS) を選択しました。現行 PC のスペックについて唯一不満に思うときが Premiere Elements でモニターしたりプレビューしたりする時なのですが、 このパフォーマンスがちょっとでも向上すればと考えたのです。

Sony HDR-HC3 から HDV を取り込むわけですが、CPU とメモリは一応 Premiere Elements HDV 編集の最低システム要件 (Pentium 4 3GHz、メモリ1GB) をちょうど満たしているので「ひょっとしたら旧世代過ぎるビデオカードを変えるとパフォーマンスがかなり向上するのでは?」という淡い期待もあったのです。

さて、実際にカードを変えて Premiere Elements のパフォーマンスにどれぐらい変化があったかというと、

  • CPU 利用率は下がった
    モニター時にタスクマネージャ上、約 90% で推移していたのが約 80 ~ 70% 程度になりました
  • 動画のコマ落ちは気にならない程度になった
  • 音飛びはあまり変わらない

という感じです。ただし、エフェクト類はほとんどかけていない状態です。 Premiere Elements のヘビーユーザを目指すにはやはり新しめの CPU が必要なようです。

Photoshop Elements カタログファイルを新しいディスクへ

さて Windows XP の再インストールを行ったわけですが、Photoshop Elements のカタログファイルを作り直すのは時間がかかりそうで面倒です。スタックの設定し直しなんてしたくありません。

そこで Photoshop Elements の既存のカタログファイルを使おうと思ったのですが、 これがまたわかりにくいところ ("Documents and Settings\All Users\Application Data\Adobe\Catalogs\My Catalog.psa") にあって危うく消すところでした。

見つけた My Catalog.psa ファイルを新しいディスクにコピーして写真整理モードで開くと画像が表示されず「?」マークになってしまいます。「あれれ」と思い、古いディスクのものを直接開くとちゃんと画像が表示されます。 そこでこの開いたカタログを「別名で保存」コマンドを使って新しいディスクに別名保存します。 すると Photoshop を再起動してもきちんと画像が表示されます。

また、今回は新しいディスクに移す際に画像ファイルを置くディレクトリを変えてしまったのですが、 最初に画像ファイルを開くときに「参照」ボタンを押してディレクトリを指定すれば、 2番目以降はすぐに画像ファイルを見つけてカタログ情報を更新してくれるようになりました。

カタログファイルのコピーに一工夫必要だったのは前の記事の通りです。 カタログファイルの扱いにはちょっとしたノウハウが必要ですね。

Photoshop Elements 写真整理モードでの RAW ファイルの表示

Premiere Elements 3.0 との連携のために Photoshop Elements 5.0 にバージョンアップしたわけですが、特に Elements 自体の新機能でぐっとくるものはありません。スタック(写真のグループ化)が自動でできるようになったので使い始めたわけですが、スタック機能自体は 4.0 でも使えたのを知らなかっただけという話でした。写真を整理する機能は他にもいろいろあるようですが、使いこなしていません。強いて言えばモノクロ写真化するための新機能「モノクロバリエーション」コマンドを試してみようと思っている程度で、本当に連携のためだけにバージョンアップしたようなものです。

ところで私が写真撮影に使うのは EOS Kiss Digital N の RAW モードです。これで撮影した写真を Photoshop Elements の写真整理モードに取り込んで表示すると初期設定では自動補正されて表示するため、せっかく露出を変えてブラケット撮影したところで自動補正され皆同じに見えてしまうという状況でした。調べてみると写真編集モード側で設定することで自動で補正されないようにできることがわかりました。やり方は次の通りです。

  • とりあえず何でも良いので「写真編集モード」で RAW ファイルを開きます。
  • 補正の画面で「露光量」、「シャドウ」、「明るさ」、「コントラスト」の「自動」チェックを全てはずします。
  • 「設定」リストの横の横向き三角印を「新規 Camera Raw 初期設定にする」を選択します。

これで次から写真整理モードに取り込まれる写真は自動補正されなくなります。もちろんもっと細かく補正値を設定して初期設定とすることもできます。

ちなみに既に取り込まれている写真はある一定以上のサイズで表示すると新しく設定した補正値が有効になりますが、カタログ内にサムネール表示用のイメージをキャッシュしているようで、小さい表示では従来通り自動補正されたまま表示されます。それが嫌ならばカタログに取り込みなおすしかないようです。まあ、そのようにカタログ内にイメージを持っているおかげで DVD-R に退避させた写真についても内容を表示させることができるので、このあたりは仕方ないでしょう。

「Adobe Photoshop Elements 5.0 plus Adobe Premiere Elements 3.0」を購入

さて、体験版を試していた Adobe Premiere Elements ですが、正式版の購入に踏み切ることにしました。まだ体験版の利用期間はしばらく残っているのですが、書き出した DVD を再生してみると体験版では右上に思いっきりアドビのロゴが入るので、とっとと正規ライセンスを買ってしまおうということになりました。

結局、パッケージは “Adobe Photoshop Elements 5.0 plus Adobe Premiere Elements 3.0” のアップグレード版を購入しました。ポイントを考慮したとしても量販店で買うより amazon の方が安かったので amazon で購入しました。価格は \13,180 (税込) でした。kakaku.com で見ても現在最安値ですね。

Premiere Elements 単体のアップグレード版を購入することも検討したのですが、Premiere Elements 3.0 と連携できる Photoshop Elements のバージョンは 5.0 のみなので、結局 Photoshop Elements もアップグレードすることにしました。今年1月に Photoshop Elements 4.0 にアップグレードしたばかりなので年2回もアップグレードすることになってしまいました。今後しばらくは今回購入のバージョンを使い続けたいのですがどうなるでしょうか…

ちなみに IEEE 1394 インターフェイスは I・O DATA 1394-PCI3/DV8 を購入しました。1394-PCI3 との差額を考えるとケーブル&ソフトがついていてこの程度の差ならばお得だと思います。デジタルビデオ編集ソフトのライセンスがあれば安価な「乗り換え版」の購入ができるようになるメーカーは多いので、ケーブルだけでなくソフトウェアにも価値を見い出す人は多いのではないでしょうか? こちらも amazon で売っているので合わせて紹介しておきます。

届いた箱を開けてみるとインストールメディアは Photoshop Elements と Premiere Elements で別々になっています。Premiere Elements の方は DVD-ROM になっていて一瞬「アレ?」と思いましたが、よく考えれば Premiere Elements を使う場合は DVD ドライブ装備が当たり前ということですね。体験版は 700MB 強のセットアップファイルでしたが、正式版のインストール用 DVD-ROM は 3GB 弱です。種々のテンプレート等様々なファイルがつくのでしょう。その分ハードディスクの空きも必要です。より大きなハードディスクを買いたくなってきました…

利用する PC のスペックは以前書いた通り Pentium 4 3GHz、メモリ 1G バイトです。HDV 編集用としてはぎりぎりのスペックです。実際プレビューでコマ落ちしたりエンコードに時間がかかったりで快適とまでは行きませんが、テープで撮影したものの不要部分をカットして DVD に落とす程度の作業ならばストレスがたまる程ではありません。(エンコード実行中は放ったらかし)

しかし影像も凝り始めると際限がなさそうですね。その場合はより速い PC が欲しくなってくるのかも。

HDR-HC3 と Premiere Elements 3.0

Sony のハイビジョンハンディカム HDR-HC3 を購入しました。 (正確には妻が買ってきました。)  最近出た HDR-SR1HDR-UX1 も候補だったのですが、結局以下の理由で HDR-HC3 を選びました。

  1. HDR-HC3 が一番小さくて軽い
  2. HDR-HC3 が一番安い (某量販店で税込 \88,700 + ポイント15% で購入)

新しいビデオカメラを買ったとなると PC でムービー編集したくなります。そこで Adobe Premiere Elements 3.0 の体験版を試すことにしました。これならば HDV (ハイビジョン形式) での読み込み、書き出しができます。カメラ、ソフト共に使いこむのはまだまだこれからなのですが、とりあえず今日は HDV で取り込むための設定を記しておきます。

Premiere 側
プロジェクトをつくる前にプロジェクトのプリセットを選択しなければなりません。 スタートアップスクリーンの「設定」で “Adobe HDV”, “HDV 1080i 30 (Sony 60i)” を選択します。この後新規プロジェクトを作成します。

HDR-HC3 側
メニュー設定で以下のようにします。

[ビデオ HDV/DV] → [HDV]
[i.LINK DV変換] → [切]

[i.LINK DV変換] のメニューは奥まったところにあるので探すのにマニュアルが必要でした。とりあえずデフォルトで切になっているようです。

ところで HDR-HC3 購入以前は、やはり Sony の DCR-PC7 を使っていました。よく見るとこれにも DV 端子がついているではないですか! 今月は保育園の発表会も控えていてしばらく PC へのキャプチャー作業が続きそうです。

Microsoft Money 2000 からのアップグレード

そろそろヤバいか (?) と思い Microsoft Money 2000 から 2007 へアップグレードすることにしました。システム要件 を見ると「その他」のところで「Money 2000 以降のデータ ファイルが読み込み可能」とあるので、アップグレードは全然問題なさそうです。


ところが実際にアップグレードして既存の Money 2000 ファイルを読み込もうとすると、


○○ファイルを見つけられません、または開けません。読み取り専用ファイルであるか、書き込みの権限がないか、ディスクドライブが書き込み禁止である可能性があります。


というエラーが表示され Money 2000 で作ったファイルを読み込んでくれません。


困って情報を探すと、



に行き当たり、これをを見ると英語版 Money 98/99 で作ったファイルは Money 2006 以降で自動的に変換してくれないようです。ひょっとしてと思い Money 2002 体験版をダウンロードしていったん Money 2002 用のファイルに変換すると、見事 Money 2007 で読み込んで変換することができるではないですか!


Money 2002 の体験版はデータを読み込んだとたん、


コンピュータのシステムの日付が 2001 年または 2002 年に設定されている必要があります


と言って終了してしまいますが、ファイルの変換はできていました。このファイルを使えば Money 2007 に既存データを読み込むことができます。


推測するに英語版と日本語版で差があって英語版では 99 と 2000 が境目だけれど、日本語版では 2000 と 2001 の間が境界になっているのではないでしょうか。Microsoft のオンラインサポートには Money 日本語版の情報は十分でなく、しかも機械翻訳情報ばかりなので今ひとつです。


なお、実際には 2007 の体験版を用いて上の通りエラーが発生すること&それを解決できることを確認してから購入しています。(体験版だけでなく製品版でも先のエラーが起こります)
実際の購入はインプレスダイレクトで「ダウンロード版 バージョン アップグレード」を購入しました。インプレスダイレクトの利用規約には以下のような条項がありました。


利用者は、商品を購入・管理するために、「ダウンローダー」をダウンロードし、インストールする必要があります。商品の購入方法およびダウンローダーの取扱いについては、本条のほか弊社が別途定めるところに従うものとします。


何か余分なものをインストールさせられるかと身構えましたが、結局製品インストール用の ZIP ファイルをダウンロードするだけで、「ダウンローダー」なるものは不要でした。


久しぶりのアップグレードで税込み \7,140 ならばまあいいかという感じです。ただし機能については経過した年数を考えるとあまり進化を感じないですね。