今回の Cubase のバージョンアップではミキシングコンソール画面がガラリとかわり Cubase 5 → 6 のときよりもインパクトの大きいバージョンアップになっているように感じます。 今回は Cubase 7 を始めるための情報を集めてみました。
インストール
私は Windows 64ビット版 6.5 → 7 のアップグレードでしたが、1点途中で躓いた以外は順調に終わりました。 ちなみにインストールは「このコンピューターのほかのユーザーでも使用する (すべてのユーザー)」を選んだ以外デフォルト設定でのインストールです。 躓いた 1点とは Halion Sonic SE へのディスク入れ替え操作です。 以下のような画面が表示されるのですが、入れ替えても先に進みません。
実はこの画面、下の方に「OK」、「キャンセル」ボタンが隠れているようです。 かすかにボタン上部が 2つ見えてますよね? なので左側ボタンのわずかに見えている上部を押すか、ヤマハの説明するようにタブ+ Enter で操作すれば先に進めます。
ところで、2ちゃん経由で知ったのですが、HALion Sonic SE (と Groove Agent ONE も?) のプリセットがロードできず eLicenser のアップデートをすると解消されるケースがあるようです。 リンク先に書いてある解消方法は、「eLicenser Control Center のアンインストール+最新版インストール」とそれでもダメだった場合の「手動 DLL 削除+最新版インストール」です。 (追記: 公式情報出ました)
それと Cubase は昔から複数のメジャーバージョンを並存させることができます。 Cubase 7 をインストールしても Cubase 6 (6.5) は削除されません。
どこから始める?
今回、インストール時に結構な大きさのファイルをダウンロードするようになりましたが、チュートリアルやデモプロジェクトもオンラインでの提供に変わっています。 チュートリアルについては現時点で日本語字幕ありのものは見当たりませんが、英語は慣れなので気にせず聞いてみましょう。多少細かい内容が聞き取れなくても画面の動きと合わせれば何ができるかはわかると思います。 (追記: 2013.5 現在では日本語字幕を表示することが可能になっています。YouTube の字幕メニューで日本語を選びましょう)
マニュアルも現時点で日本語で読めるものは新機能ガイドしかなく、オペレーションマニュアルから新機能の部分を抜粋したつくりになっており、参照先となるページが存在しなかったりして微妙な感じです。 特にソフトウェアに関しては英語を嫌っていては使えない製品ばかりになりかねないので、開き直って英語マニュアルに慣れちゃいましょう。 一応、1月中旬に日本語版マニュアルは japan.steinberg.net で提供予定ではあります。 (追記: 日本語マニュアルはこちらです)
関連情報
というわけで関連する情報をまとめておきます。
チュートリアルビデオ
You Tube 上での提供なのでどこからでも見れるようになりました。 10分前後のチャプターに分割されているのでモバイル端末で空き時間に少しずつみることもできるでしょう。
とりあえず、私は New Features の Chapter 1、2 (MixConsole) と 10 (コードトラック) を見て、これだけでお腹いっぱいな感じではあります。
デモ・マニュアル
デモについては、新たに追加された Lucky 7 だけでなく旧製品のプロジェクトも Cubase 7 用プロジェクトとなって提供されています。 Live Forever については Cubase 6 のときに書いたトラックの構成に関する記事が今でも参考になると思います。 MixConsole に慣れたいならば、まずはデモプロジェクトを開き MixConsole を使ってシグナルルーティングやエフェクト構成を確認してみると良いと思います。 ちなみに Lucky 7 もウタモノで結構な数のトラックをボーカル用に使っています。