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NHK「てっぱん」のオープニングに毎回見入ってしまう。
野球少年がお気に入り。
http://www9.nhk.or.jp/teppan/dance/index.html
10/02 (Sat) 08:09:26 -
会社で確定拠出年金の説明を受ける。
「長期投資だとリスクが小さいのです」と言って見せられたグラフは「国内株式の長期投資はリターンがマイナスになります」と語っているようにしかみえなかった…
10/01 (Fri) 22:42:34 -
ブログ更新:「そうは言っても Battery 3 はスゴイよね!」 https://hetarena.com/archives/433
10/01 (Fri) 22:37:16 -
子供にせがまれてミニ四駆オンラインに登録したんだけど、1) 2001年以降の誕生日が選べない、2) Windows の管理者権限がないと利用できない、というわけで息子はお呼びでないような感じ。
管理者権限の件は逆に勝手にできないから利点だったりするけど。
10/01 (Fri) 08:19:40 -
Windows のアカウント変更後、WinMerge で Excel の内容が文字化けしてしまうようになり焦った。
Excel 用プラグインがきちんと読み込まれなくなっていたようで、そのあたりをいじったら直った。
09/29 (Wed) 17:46:36 -
「現場のプロから学ぶ XHTML+CSS」を買って今更のように CSS 勉強中。
自分のブログは FC2 の公式テンプレートの画像を差し替えたぐらいなのだけど、レイアウトのために table が使われまくりだったりする。
書き直すか…
09/28 (Tue) 22:55:28 -
伊達公子がシャラポアに勝ったのか。
東レPPO は秋開催になってからあまり気にかけてないなあ。
09/27 (Mon) 22:35:03 -
洋書だからと思って米アマゾンに注文したら、日本のアマゾンでも同じものが売っていたでござる、の巻。しかも、配送を考えると日本の方が早くて安い。
09/26 (Sun) 18:02:03 -
ソニーのブルーレイディスクレコーダーを買ったら背面に Java のトレードマークがあった。
マニュアルの最後の方に GPL の記載があるのはその前に使ったモデルで知ってたけど、Java の方は何に使っているのだろう?
09/26 (Sun) 09:27:32
そうは言っても Battery 3 はスゴイよね!
前の記事で「Komplete 7 を買っちゃったけど Groove Agent ONE を使おう」みたいな内容を書いたのですが、けして Battery 3 が悪いというわけではなくて、逆に多機能だし、プリセットも重装備なのでリズムトラックを熱心に作ったことのない私としては困っちゃったなあ、というような感じなのです。 機能面でいうと Groove Agent ONE など比較対象にならない位で、特にアコースティック系のシミュレーションでこだわっていくなら Battery 3 を使いこなしていくしかないと思っています。
というわけで今回は Native Instruments 社製のドラム音源ソフトウェアである Battery 3 を紹介してみます。 私自身はこれから使いこなす段階なので、どちらかと言うと興味があるけど買ってない/使っていない人向けです。
まずはここから
購入前の検討やリズムトラック作成の参考資料ということでは、まず Native Instruments のデモを聴いてみることです。
機能面では国内代理店 Dirigent の製品紹介記事はかなり参考になると思います。
やっぱりサンプルだよね
私がまず驚いたのは、何と言っても各キットの圧倒的なレイヤー数です。
下の図は「Heavy Rock Kit」というプリセットのスネア用セルのレイヤーセッティング表示です。
(「1セル」はいわゆる1音色です)
縦軸がベロシティ、横軸がレイヤーを表しているのですが、特にスネアはこのように 20 程度のレイヤーで構成されている音色がいくつもあります。 つまり1音色のために約 20 のサンプルが録音されていてベロシティで音が切り替わるということです。 レイヤー間の音の切り替えを自然にするためのクロスフェードの機能もあります。
更にマルチマイクのサンプルを使ったキットが多数あります。
これらのキットでは複数のセルで一つの音 (例えばスネア1音色) を構成し、それぞれのセルに異なるセッティングのマイクで録音したサンプルがアサインされているのです。
セルの音量を個別に調整することで、同じスネアでも「アンビエンス多め」とか「徹底的にドライ」という様な音作りをすることができるのです。
以下はマルチマイクキットの例で、1列で1音色分です。
「L」、「R」というのは左右の手 (足) によるヒットを別々に録音しているということです。
マルチマイク使用キットでは例えばスネア1音色用にマイク5本分となる5セルがあり、そのセル毎に 20超のレイヤーがあったりするので、それっていうのはスネア1音色のために 100超のサンプルが存在しているということになるのです。 それが両手分で×2だったりもするし。 圧倒的ですよね。
なお、レイヤーが増えて読み込みに時間がかかると気軽にプリセットを変えて選ぶ、というのが難しくなるのですが、そのような目的のためにプレビュー用のキットが用意されています。 名前の終わりが「Preview」となっているキットがそれで、プリセットメニュー ([Library Fast Find メニュー」というらしい) の「07 – Battery 3 Kits」、「08 – Battery 2 Kits」の下にあります。 このプレビュー用キットは1セル1サンプルとなっているので気軽にロードできます。
マイキットづくり
「マイキットをつくる」という点では Groove Agent ONE よりもずっと音作りに凝ることができます。 (というより比較してはいけないのかも知れません)
セルごとにボリュームエンベロープやピッチエンベロープ (Dirigent 記事「Vol. 1」参照) を持ち、これとは別のエンベロープや LFO 等を使って色々な効果を得ることができます (同「Vol. 3」参照)。 フィルターもあります。
アコースティックのシミュレーションという点では、フラムやロール等を表現するためのアーティキュレーション機能、ピッチやベロシティに揺れをつけるヒューマナイズ (Humanize) 機能もあります。
また、「セルライブラリ」という機能により1セル分のセーブ・ロードができるので、マイキットづくりはやりやすく気に入った音をあちこちで使うのに便利です。
なお、EQ、Compressor はセル毎にかけることができますが、Delay、Reverb は全体で一つのセンドエフェクトになっているので、空間系エフェクトに凝る場合はマルチアウト機能を活用することになります。 ステレオ× 16 の出力が可能です。 Cubase 上でパラアウト設定する場合は VST インストゥルメントのラックを使いましょう。
気になる点
まだ使いこんでいないのですが、1点だけ。 音づくりに凝れる分だけ undo や compare 機能がない点が気になります。 こまめにセーブした方が良さそうです。
まとめ
機能的にここまで必要な人がどの程度いるのかは正直わかりませんが、機能面を Groove Agent ONE と比べちゃいけないな、というのはわかっていただけたと思います。 あとはデモを聴いてサンプルが気に入るかどうかだと思います。 私の価値観だと単体購入は微妙ですが (今はつい勢いで買ってしまいそうな値段になってますが)、KOMPLETE 7 の中の一つとしてはしっかり使いこなして元を取る方の区分に入れています。
ntp clock-period を手動設定したくなる時
ある Cisco 機器 (router1:192.168.1.1) に上位 NTP サーバ (ts:10.10.10.1) を参照するよう NTP の設定を入れ、さらにその機器を参照するよう別の機器 (router2) にしたところ、うまく router2 が router1 に同期しないという事象がありました。 ネットワーク構成上の理由で router2 は直接 ts を参照できないので、代わりに router1 に同期させなければならないという状況でした。
[router1 NTP 関連設定] ntp update-calendar ntp server 10.10.10.1
[router2 NTP 関連設定] ntp update-calendar ntp server 192.168.1.1
以下のような階層になります。
[router2] ----> [router1 (192.168.1.1)] ----> [ts (10.10.10.1)] ----> 更に上位の NTP サーバ
さて、設定投入後1週間程度経過してみても router2 はこんな状況でした。 router1 に同期しません。
router2#show ntp associations Load for five secs: 0%/0%; one minute: 1%; five minutes: 0% Time source is NTP, .11:47:41.679 JST Mon Aug 16 2010 address ref clock st when poll reach delay offset disp ~192.168.1.1 10.10.10.1 4 297 1024 377 80.8 -63873 3115.8 * master (synced), # master (unsynced), + selected, - candidate, ~ configured router2#
本来なら 192.168.1.1 の行頭に「*」がついて、マスターとして router1 が選ばれ同期されなければならないのですが、そうならなかったのです。 ここで root disp (dispersion) が 1000 を超えていると同期しないという情報を見つけました。 router2 で確認すると下のように root disp の値が 1000 を超えています。
router2#show ntp associations detail Load for five secs: 0%/0%; one minute: 1%; five minutes: 0% Time source is NTP, .11:47:43.799 JST Mon Aug 16 2010 192.168.1.1 configured, insane, invalid, stratum 4 ref ID 10.10.10.1, time D013219E.E1C6AC50 (11:31:58.881 JST Mon Aug 16 2010) our mode client, peer mode server, our poll intvl 1024, peer poll intvl 1024 root delay 36.30 msec, root disp 8131.24, reach 377, sync dist 11305.618 delay 80.78 msec, offset -638738.7960 msec, dispersion 3115.84 precision 2**18, version 3 org time D01321A4.D66F1EE6 (11:32:04.837 JST Mon Aug 16 2010) rcv time D0132423.9DE81031 (11:42:43.616 JST Mon Aug 16 2010) xmt time D0132423.89392A69 (11:42:43.536 JST Mon Aug 16 2010) filtdelay = 80.78 82.21 81.04 75.70 82.34 81.18 82.69 82.00 filtoffset = -638738 -637128 -635511 -633898 -632285 -630629 -628951 -627338 filterror = 0.02 15.67 31.31 46.97 62.62 78.26 93.92 109.56 router2#
root dispersion とは分散値で、要するに router1 の時刻に揺れがあるので同期しないということのようです。 router1 を見てみるとこんな状況でした。
router1#show ntp associations Load for five secs: 18%/9%; one minute: 2%; five minutes: 1% Time source is NTP, 11:36:01.890 JST Mon Aug 16 2010 address ref clock st when poll reach delay offset disp *~10.10.10.1 11.22.33.44 3 50 64 37 1.0 -461.4 1042.4 * master (synced), # master (unsynced), + selected, - candidate, ~ configured router1#show ntp associations detail Load for five secs: 18%/9%; one minute: 2%; five minutes: 1% Time source is NTP, 11:36:04.959 JST Mon Aug 16 2010 10.10.10.1 configured, our_master, sane, valid, stratum 3 ref ID 11.22.33.44, time D01321B6.77DBD9B0 (11:32:22.468 JST Mon Aug 16 2010) our mode client, peer mode server, our poll intvl 64, peer poll intvl 64 root delay 35.32 msec, root disp 94.80, reach 37, sync dist 1155.380 delay 0.98 msec, offset -461.4556 msec, dispersion 1042.43 precision 2**6, version 3 org time D013225E.BBF46D24 (11:35:10.734 JST Mon Aug 16 2010) rcv time D013225F.32366574 (11:35:11.196 JST Mon Aug 16 2010) xmt time D013225F.31F65E57 (11:35:11.195 JST Mon Aug 16 2010) filtdelay = 0.98 0.95 0.99 0.98 0.96 0.00 0.00 0.00 filtoffset = -461.46 -355.70 -250.50 -144.79 -105.69 0.00 0.00 0.00 filterror = 0.02 0.99 1.98 2.96 3.94 16000.0 16000.0 16000.0 router1#
offset は参照する NTP サーバとの差を表すのですが、64 秒間隔のポーリングの度に 105ms ずつ進んでいることがわかります。 様子を見ているとこのまま差が大きくなり offset が 1500ms 程度になるとリセットがかかって同期を取り直しているように見えました。 リセットされた後はまたこの出力の様に filtdelay が 0 となります。
つまり router1 自体は上位のサーバをマスターとして同期していて、数ms ~ 1秒強の間を揺れ動いているようです。 そこで思い切って clock-period を変えることにしました。 clock-period の値は本来手動設定すべきでなく、マニュアルにもそのように記されています。 しかし、設定後1週間程度経っても自動調整がうまく働いていないようなので手動設定を試すことにしたのです。
まずは現在の clock-period の値を確認します。
router1#show running-config | include clock-period ntp clock-period 17208028
設定すべき clock-period の値を n とすると以下の式がなりたちます。 (clock-period の詳細はこちらの記事を参照)
17208028 * (64 - 0.105) 秒 = n * 64 秒
これより n の値を求めます。
n = 17208028 * 63.895 / 64 ≒ 17179796
この値を設定します。
router1(config)#ntp clock-period 17179796
結果を言うと、結局これがうまく効いて、その後 router1 は安定動作し、router2 も router1 に同期するようになりました。以下はしばらく経過してからの出力です。
router1#show ntp associations detail Load for five secs: 0%/0%; one minute: 1%; five minutes: 1% Time source is NTP, 15:10:48.679 JST Tue Aug 31 2010 10.10.10.1 configured, our_master, sane, valid, stratum 3 ref ID 11.22.33.44, time D0271AD1.69C39368 (15:08:17.413 JST Tue Aug 31 2010) our mode client, peer mode server, our poll intvl 64, peer poll intvl 64 root delay 33.89 msec, root disp 80.25, reach 377, sync dist 99.716 delay 0.84 msec, offset -4.5950 msec, dispersion 2.11 precision 2**6, version 3 org time D0271B37.29C39368 (15:09:59.163 JST Tue Aug 31 2010) rcv time D0271B37.2B0C8C76 (15:09:59.168 JST Tue Aug 31 2010) xmt time D0271B37.2AD4E20B (15:09:59.167 JST Tue Aug 31 2010) filtdelay = 0.84 1.40 0.93 0.89 0.95 0.92 20.42 0.93 filtoffset = -4.60 -3.95 -2.50 -1.04 0.62 3.08 -3.37 9.44 filterror = 0.02 0.99 1.97 2.94 3.92 4.90 5.87 6.85 router1#
このように router1 はぐっと安定しました。 router2 についても確認すると以下の出力が得られました。
router2#show ntp associations address ref clock st when poll reach delay offset disp *~192.168.1.1 10.10.10.1 4 16 1024 377 11.2 -1.12 2.0 * master (synced), # master (unsynced), + selected, - candidate, ~ configured router2#
「*」がついていることからわかるように、router2 はきちんと router1 をマスターとして選択し同期しています。
今回はルータを NTP サーバとして参照する構成としたのでこの現象に気づきましたが、ただ上位の外部 NTP サーバを参照するだけだったら気づかなかったと思います。 気になる場合は「show ntp associations detail」を実行して offset の変化を確認すると良いです。 12.4(15)T12 以下の複数のバージョン、複数の機器でこの現象の発生を確認しています。
コマンドの利用は自己責任でお願いします。 ルータのコマンド出力は実際のログ出力を説明のために再構成したもので、表示項目に関して完全には整合性が取れていない可能性があります。
My Tweets (2010/09/21 – 2010/09/24)
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結局 Komplete の e-Voucher は Maschine Drum Selection に使った。
Komplete でお腹一杯なのでクーポン金額内であっても困らないもの、という消極的な選び方。
まともなアコースティック音はほとんどないのでそのつもりで。
09/24 (Fri) 22:19:13 -
「MIDIアニメ」というジャンルを知る。ピアノロール画面を利用して音と絵を同時に表現する作品。と言っても知らない人は想像できないと思うので一度見てみることをお勧め。 http://dic.nicovideo.jp/a/midi%E3%82%A2%E3%83%8B%E3%83%A1
09/23 (Thu) 07:25:24 -
現状のトラッキングクッキー使った広告ってひたすら同じものを表示するだけになっている気がする。
それが既に買っているものだったり、買わないと決めたものだったりするので、もう一捻りしないと厳しいのでは。
興味がある分野のまだ知らないものを紹介される方が嬉しい人は多いと思う。
09/22 (Wed) 05:54:23 -
Windows 7 にしたら空のフロッピードライブへのアクセスがよく起こるようになった。
インデックス対象に含まれているとかそういうことなのだろうけど、調べて止めるのが面倒くさい。そうは言っても、アクセス音は気になる。まあ、ドライブを外すという選択肢もあるけど。
09/21 (Tue) 04:38:07
Groove Agent ONE でマイキットをつくろう
Komplete 7 を買ってドラム用ソフトウェア音源としては Battery 3 も手に入れたわけですが、普段使いのドラム VSTi としては Groove Agent ONE の方がお手軽だったりします。今日はそんな Groove Agent ONE を使うためのヒントをまとめます。 使用環境は Windows 版 Cubase 5.5 です。
マイキットをつくろう
プリセットを鳴らしていると、「ハイハットとスネアはいいけどバスドラはこっちのプリセットを使いたいなあ」みたいな欲求が出てくると思います。 複数インスタンスの Groove Agent ONE を起動するという手もありますが、管理面やリソースの消費を考えると一つのキットにまとめておきたくなります。
ところで、Groove Agent ONE では、パッドからパッドへのドラッグ&ドロップ操作では内容交換がされるだけでコピーをすることはできないし、ましてや複数インスタンスを起動したところで、他のキットからサンプルをドラッグ&ドロップすることもできません。 ではどうすればマイキットをつくれるかというと地道にサンプルをパッドに割り当てるのです。
Groove Agent ONE プリセットで使用されているサンプル
マイキットを作成するには、自分の欲しいサンプルを MediaBay に表示し、Groove Agent ONE のパッドへドラッグ&ドロップします。 OS のファイルシステム上では、Groove Agent ONE のプリセットで使用されているサンプルの実体は個別の .WAV ファイルではなく1つのファイルとしてアーカイブされている様ですが、MediaBay を通して参照する限りでは通常の .WAV ファイルと同様に扱うことができます。
以下の様に検索先を「VST Sound」-「Groove Agent ONE Content」として「オーディオファイル」を表示すれば、大量のサンプルが出てくるはずです。
各プリセットで使用されているサンプルファイルの名称は、以下の様に「Voice」ページの「Sample」で確認できます。
他のドラム VSTi のサンプルも使ってみよう
Cubase 5 を持っていて Komplete 7 を買ってしまった人はそれなりの数いるのではないかと思うのですが、Battery 3 や Kontakt 4 の Library のスネアやバスドラを使いたくなることもあると思います。 Battery 3 や Kontakt 4 の Library サンプルは .WAV ファイルとして存在しているので、これらの .WAV ファイルを MediaBay から Groove Agent ONE にドラッグ&ドロップすれば簡単にマイキットに組み入れることができます。
複数の種類の VSTi を起動して使うよりは全て Groove Agent ONE でサンプルを鳴らす方が管理面でもリソースの消費という点でも良いと思います。
特に Battery は「これでもか!」というぐらいの多レイヤーになっているのですが、私自身にとっては Groove Agent ONE で3層程度にした方が扱いやすそうです。
MediaBay の「ファイルシステム」でライブラリサンプルが存在するフォルダを選べばサンプルが表示されます。 私の PC では以下の場所です。
Battery 3: C:\Users\Public\Documents\Battery 3 Library\ 以下 「07 - ...」、「08 - ...」、「09 - ...」の配下各キットの「~Samples」フォルダ Kontakt 4: C:\Users\Public\Documents\Kontakt 4 Library\Band\Z - Samples\7 - Drum Kit Samples
ちなみに Komplete 7 の e-Voucher で購入した Maschine Drum Selection のサンプルの実体は .NKX という Native Instruments プロプライエタリフォーマットのファイルでした。 世の中には「NKS & NKX Kontakt Library Extractor」というものも存在するようですが、存在がグレーっぽいので試してません。 Battery と Kontakt で十分です。はい。
リバースシンバルをつくろう
ついでにリバースシンバルの作り方も書いておきます。 リバースシンバルと聞いてもピンと来ない人は下のサンプルフレーズを聞いてみてください。 最後に出てくるのがリバースシンバルですが、これはシンバルをひっくり返して再生しているのです。
作り方は簡単で、シンバルのサンプルを選んだ後、Voice ページで下図の様に「Mode = Rev」とし、必要に応じてスタートポイント (青線「s」) を調整するだけです。
操作覚書
最後に (ほとんど自分のための) 覚書です。
レイヤー追加
既にアサイン済みのパッドにドラッグ&ドロップ。
弱い音から強い音の順で。
アサイン済みパッドにレイヤー追加でなく置き換える時
Alt(Option) + ドラッグ&ドロップ
削除
ごみ箱へ。
パッド単位削除だけでなく、個別レイヤー削除も可能。
レイヤーのベロシティ分割値調整
「Layer インジケーター」(下図) の境界をドラッグ。
途中階層へのレイヤー追加
MediaBay から Layer インジケーターへドラッグ&ドロップ。
あと、Groove Agent ONE のウィンドウ右クリックで「常に前面に表示」はオフにしておくのが良いと思います。
My Tweets (2010/09/12 – 2010/09/18)
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Microsoft の User ID が出てきたんで、住所変更をしなきゃと思ったのだけれど、もう User ID は使われていない様子。
Club Microsoft というのになっていた。 https://www.microsoft.com/japan/club/Home.aspx
09/18 (Sat) 09:13:27 -
マニュアルに書かれている Battery 3 の Demos フォルダーが無い。
DVD 見てねというサポート情報もあるけど、やっぱり無い。 http://www.native-instruments.com/knowledge/questions/100/How+to+playback+the+whole+Kit+in+BATTERY
同様に見当たらないという人も見つかるのでそういうものなんでしょう。別にいいけど。
09/17 (Fri) 23:00:57 -
IA-64 って x64 とは別なのか。知らなかった。
09/15 (Wed) 12:35:27 -
為替介入でどこまで円安が進むか見もの。
09/15 (Wed) 12:19:32 -
けいおん!、1期含めてオープニング&エンディングをまとめてくれたら買うんだけどなあ。
劇中歌だけだと子供歌えないし。
09/15 (Wed) 07:51:05 -
Windows 7 用の WinHlp32.exe ダウンロードページ、ファイルが2種類あるけど何の説明もない。
ファイル名にx86がついているのが32ビット、x64が64ビットだと思うけど、一般向けページで説明なしってどうよ?
09/15 (Wed) 07:13:41 -
フリーペーパーって分厚くなったらだめだよね、と思いながらもリクルート SUUMO を受け取ってしまった。
受け取る人が全然いないので、こんな分厚い冊子を配らなければならないお姉さんが不憫に思えて、つい。クーポン誌でも分厚いのがあるけど企画が失敗している様に思える。
09/14 (Tue) 23:30:00 -
Windows 7 Home:「Intel(R) 82801EB LPC Interface Controller – 24D0」という不明のデバイス。
「コンピューター上のデバイスドライバーの一覧」の「システムデバイス」から手動選択で解決。LPC=Low Pin Count
09/14 (Tue) 03:51:37 -
Windows 7 Home: Microsoft Virtual WiFi Miniport Adapter というのが「ネットワーク接続」に表示された。
とりあえず無効化したら消えた。
http://support.microsoft.com/kb/978072/ja
09/14 (Tue) 03:45:59 -
そういえば我が家の「スゴ録」RDZ-D900A もハードディスクが怪しい感じ。
再生でエラーやコマ送りが発生する。
「伝説のギタリスト」特集は DVD に直接録画予定。
09/12 (Sun) 23:34:46 -
NHK BS ハイビジョンで「伝説のギタリスト」特集なう。今夜から木曜まで。
http://www.nhk.or.jp/fm-blog/200/59103.html
09/12 (Sun) 23:28:37 -
今日は PC のトラブルで大変だった。
結局 Windows 7 + 2TB ディスクにアップグレードするきっかけとなったのでまあ良いか。
大事なファイルがきちんと復元されないと困るけど。 https://hetarena.com/archives/427
09/12 (Sun) 23:26:29
Windows が起動しなくなる時
今日は自作デスクトップパソコンのトラブルに見舞われて大変な一日になってしまいました。 まだ、全てが終わったわけではないのですが、経過をダラダラと書きます。
カミさんが「パソコンがおかしい」というので見ると「HAL.DLL が見つからない」というようなエラーで Windows が起動せず。 XP のインストール CD でブートし、回復コンソールを起動するも「dir C:\」でエラーが出て一つもファイル/ディレクトリが表示されず。 この辺の記事を参考に「CHKDSK /R」や FIXMBR、FIXBOOT を試してもダメ。 ただ、ディスク自体は認識されているし、同じ物理ディスクのもう一個のパーティションは少なくともルートディレクトリが見れる。
これは重症だと思い、急遽昔のディスクをつなごうと思ってケースを開けてみると、何とチップセットのヒートシンクがはずれている!
マザーボードから金具止めがはずれているのだけれど、検索すると このマザーボード AX4SG-UL でヒートシンクが外れたという事例が複数見つかる。 ありがちなのか…
とりあえず、ヒートシンクは後回しにして、昔のディスクでブート、ファイナルデータの試用版でそれなりにトラブル中のディスクの内容が見れることを確認。
ここまでで、新しいディスクを買ってファイナルデータの性能に全てを委ねることを決める。 「ファイナルデータ 9.0 プラス特別復元版」のダウンロード版を購入し、ダウンロード実施。 買うまでわからないのだけれど、ダウンロードするファイルのサイズはインストール用ファイル約 10MB、ブート CD 用ファイル約 150MB。
ついでに HD Tune を実行してみると Read Error や Reallocated Sector Count がカウントアップされている。 考えてみると以前もたまに起動しなかったりで怪しげなところがあった。 そのときにちゃんと再割り当ての状態などを確認しておけばよかったのに。 起動してしばらく順調に使えてしまうと最悪の事態は考えなくなるのが人間の性か。
近くの量販店に行き、WD20EARS-00MVWB0 (2TB、9,980円+10%ポイント) と熱伝導両面テープを購入。 「テラデータ」って昔に比べると安っぽい名前になっちゃったよね。
どうせ OS を入れるならバージョンアップしておこうと考え、ちょっと悩んだ末 Windows 7 Home Premium も購入。 家に戻って故障ディスクをはずし、新しいディスクをつける。ここで、SATA ケーブルがもう一本必要なことに気付く。 もう一度買い出しに行く必要あり。
ヒートシンクの件は、良く見るとチップは小さいし、その周囲はチップコンデンサがあったりで熱伝導両面テープだけで固定できるか疑問。 結局半田付けして無事に金具でヒートシンクを止めることができた。 ついでにもう使わないであろう SCSI カード (Tekram DC-310U) をはずす。
新しいディスクに Windows 7 (32ビット版) をインストール開始。 インストールを始めると「プロダクトキーが有効ではありません」のエラー。おいおい。 「まさか偽物を掴まされた?」と半分ぐらい本気でそう思いながら調べると、アップグレード版で以前のバージョンの Windows が見つからないとこのエラーがでるとのこと。
更に調べると結局アップグレード版でクリーンインストールするには2回インストールを繰りかえさなければならないことが判明。 プロダクトキー未入力でインストール後、「コントロールパネル」-「システム」-「プロダクトキーの変更」で入れようとしても「クリーンインストールには使用できません」となるし、1回めのインストールで XP のディスクを CD ドライブに入れてもダメ。 昔はインストールメディア入れればオッケーだったんだけど。
詳しい手順は以下の通り。
- 1回目のインストールでプロダクトキーの欄には何もいれずに「次へ」を押して進み、インストールを終える。
- 再度 DVD ブートで2回目のインストールを実行。
- 「新規インストール(カスタム)」を選びインストール場所選択画面で既存 Windows パーティションを「フォーマット」する選択。
- 2回目のインストール時はプロダクトキーをインストールする。
ファイナルデータをインストールした後、SATA ケーブルを買って来て、故障ディスクを接続し、余計なサービスが動かないようセーフモード起動でファイナルデータの実行開始、そして今に至るわけです。
ファイナルデータの操作はこんな感じです。
- 「削除されたファイルの検索」は最後まで進まなそうなのでキャンセル。
- それでもスキャンしたところまででディスクの内容が表示される。
- 途中でキャンセルしたので、ディレクトリ閲覧中は時々ディスクのスキャン処理で反応がなくなる。
- 見えるところで重要なところから復元を開始。
今のところ順調にファイルは復元されています。 ただ、全て復元するには時間が相当かかりそうです。 一晩では足りなそうな感じ。
ところで PC3200 (DDR400) のメモリについても調べていたらアマゾンが安いことがわかりました。 DDR2 や DDR3 に比べたら2倍ぐらいの価格ってことになっちゃうんだろうけど、量販店で買うよりずっと安いです。 カミさんはこのデスクトップ PC をメインに使っていたりするので、これをきっかけにメモリも増やすべきかちょっと悩んでみます。
My Tweets (2010/09/05 – 2010/09/10)
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会社の前上司がボカロ使いであることが判明。
何かちゃんと作品を MP3 にまとめていたりして、負けているような気がします。
(うちの業務は音楽に関係ありません)
09/10 (Fri) 22:30:36 -
Jazz Bass を買ったときはパルコカード持ってきていれば、と思った。
万全と思った今回の KOMPLETE 7 購入は数日待てば 5% が 10% になったという…
まあ、そんなこと言ってたら何も買えないけどね。 http://1484.bz/ikebukuro/list/image/index2.html
09/09 (Thu) 12:51:32 -
息子が算数のおはじきの数を答える問題で、「0」とすべきところを自分で図におはじきを書き足してその数字を答えていた。
×は×なのだけど「いいんじゃない?」とも思う。
09/09 (Thu) 07:40:51 -
池袋パルコは今日から日曜までパルコカード利用で 10% OFF。
石橋楽器も対象。
何か買うなら今がチャンス。 http://1484.bz/ikebukuro/list/image/index2.html
09/09 (Thu) 07:00:11 -
家に帰ったら Guitar RIG の TAPEDECK で曲を再生しながら練習する。その前に飲んじゃうけど。 http://www.dirigent.jp/blog/tips/3797.html
09/07 (Tue) 19:05:13 -
よくソフトウェア音源やエフェクトの広告で「ライブでもバッチリ」みたいな宣伝文句が書いてあるけど、PC をライブに持ち込む気にはなれないなあ。いきなりスクリーンセーバーが動いてノイズ乗りまくりとか、ブルースクリーンで悲しいエアギター (ちょっと違う?) とか想像してしまう。
09/07 (Tue) 18:55:09 -
ということで、結局 KOMPLETE 7 を買ってしまったわけです。対象を絞って (フル 100GB のところ 24GB まで絞った) インストール完了。Rhodes と Hammond の音+ Guitar RIG が目当て。UC-33e と組み合わせてドローバー演奏を試そう。
09/05 (Sun) 15:46:29 -
パルコカードキャンペーンの 5% OFF で石橋楽器で買い物をした後に 9/9-12 は 10% OFF という葉書を見つけた… これ石橋楽器も対象だったらとても魅力的だけど。
更に年寄りは 4% ポイントがつく。 http://1484.bz/ikebukuro/list/image/201009psale/
09/05 (Sun) 15:37:31 -
@digisax1 歳をとってくると回復に時間がかかったりするので気をつけましょう。
09/05 (Sun) 15:29:36
Guitar RIG 4 Pro ってこんな感じです
私が Native Instruments 製 KOMPLETE 7 を買った理由の一つである Guitar RIG 4 Pro についてまとめます。 Guitar RIG 4 Pro はギタリスト/ベーシストのためのエフェクトプロセッサーのオールインワンパッケージです。 アンプシミュレーション機能がメインになるとは思いますが、単に「アンプシミュレーター」と呼ぶにはもったいないほど多彩な機能を持っています。
モデルとなっているアンプ
シミュレートされているアンプは以下の通りです。 (出典: 英語版 Wikipedia、リットーミュージックの記事他。 私はギターアンプの各モデルについては詳しくないのでまとめ方が今一つかも知れません。)
アンプ | Guitar RIG 内の名称 |
---|---|
Marshall JCM800 Lead | Lead 800 |
Marshall JCM800 | Jump |
Marshall 1959 SLP | Plex |
Marshall JMP-45 | Hot Plex |
Marshall Plexi | Cool Plex |
Fender Twin Reverb | Twang Reverb |
Fender Tweed Deluxe | Tweed Delight |
Fender Bassman | Tweedman |
Roland Jazz Chorus-120 | Jazz Amp |
Vox AC30 | AC Box |
Bogner Überschall | Ultrasonic |
Orange Overdrive OD120 | Citrus |
Hiwatt DR-103 | High White |
Mesa/Boogie Dual Rectifier | Gratifier |
ちなみに無償版の Guitar RIG 4 Player で使えるアンプは「Jump」のみです。
個々のアンプの再現具合をあれこれ言えるほど私はギタリストとしての経験がありません。 ただ言えるのは、私のようなリアルアンプ累積使用時間の少ないギタリストにとって、家であれこれアンプセッティングを試すことができるのは大きいです。 社会人アマチュア・バンドではスタジオの中でアンプの音作りを詰めていける程余裕はないわけで、家でスタジオ機材と同じパラメータをいじったり、メーカの異なるアンプをあれこれ切り替えてみたりとできるのはとても助かるのです。 練習スタジオで全く同じ音が出るとは限らないでしょうが、セッティングの方向性はつかめるはずです。
アンプを選んだらキャビネットをどうするかも考えねばなりません。 私などはデフォルトのキャビネット (Matched Cabinet) を使えば十分なのですが、やろうと思えばキャビネットを選択してマイクの種類と置き方を細かく選ぶこともできます (Cabinets & Mics) し、あるいは決められた配置の複数のマイク出力をミックスして音作りすることもできます (Control Room)。
英語版 Wikipedia ではアンプだけでなくマイクやエフェクターの実モデル名もリストアップされているので参考にすると良いと思います。 コンパクトエフェクターはラックの棚にコンパクトエフェクターが置かれているグラフィックの方が良いかとも思いましたが、きっと操作し辛くなりますね、はい。
ギターヒーロー目指して
結構驚いたのが Guitar RIG 4 Pro は単なるエフェクトの集まりというわけでなく、練習用の機能も充実していたことです。
変拍子でアクセントをどこに入れるか指定できるメトロノームをはじめ、MP3 等の練習用音源再生機能、録音機能もあり、再生についてはテンポチェンジ、トランスポーズ、チューニングが可能です。 区間指定リピート再生も可能で、EQ やフィルターと組み合わせれば耳コピ用再生機としても十分使えそうです。
音源録音・再生用の TAPEDECK は PRE と POST の2つがあります。 例えば PRE のデッキで練習用 MP3 音源を流し、それに合わせて演奏したものを POST のデッキで録音するという使い方ができます。
PRE と POST でできることが若干異なり、テンポチェンジやトランスポーズが可能なのは PRE の方のみなので、練習用音源再生はこちらで行います。 このとき、音源にエフェクトをかけないように「PLAY AT OUTPUT」に設定しておきましょう。
オーディオ信号のルーティング
Guitar RIG 4 Pro では「Split」や「Crossover Mix」というコンポーネントを使ってオーディオ信号を2系統に振り分けて個別に音作りすることができます。 前者は単純な振り分け (同一信号 or 入力チャンネル別)、後者は音声の高域と低域での振り分けです。 更にこれらはネストして複数配置することも可能です。
先のエントリでお気に入りとして紹介した「Big Monster」というパッチではこの Split を使って2系統の音作りを行いパンを振ってステレオ感を出しています。
Split で「STEREO INPUT L/R SPLIT」を有効化し、 L チャンネルにギター、 R チャンネルにボーカルマイクを接続すれば、それぞれ独立したエフェクトをかけた弾き語り演奏を録音するという様なことがこのソフトウェアのみで出来てしまいます。
まとめ
というわけで Guitar RIG 4 Pro の凄さがわかっていただけたでしょうか? 興味があればまずは無償版の Guitar RIG 4 Player をダウンロードするという手もあります。 KOMPLETE 7 はこれぐらいの内容のソフトが他にもゴロゴロ入っているようなのですが、少しずつ使いこなせる製品を広げていくのが吉かなと思う今日この頃です。
DAW: レイテンシーとレコーディング
DAW 関連で何かと話題となるレイテンシーについてまとめます。
「レイテンシー」とは?
「レイテンシー」と一言で言いますが、その実体は主に以下の2つの処理によって発生する遅延です。
- オーディオ信号転送時のバッファリング
- オーディオ信号の計算処理
それぞれについて見て行きましょう。 なお、このエントリでは VST 環境 (Cubase) を想定していますが、その他の環境でも理屈は一緒です。
オーディオ信号転送時のバッファリング
バッファリングとは、届いた信号 (データ) を一時的に貯める処理です。 貯めることが可能な量 (バッファサイズ) は通常オーディオインターフェイスドライバのパラメータで設定されます。 ここで決めたサイズからデータが溢れる前にそれを取り出して処理をしなければなりません。 でないとノイズが発生してしまいます。
バッファサイズを減らせばその分レイテンシーは小さくなりますが、データが溢れないようにするためにはそれを処理するプロセッサもせわしなく働かねばなりません。 ある程度まとめてから処理するのと、都度処理するのでは、同じデータ量でも忙しさは変わるのです。 (人間の仕事もそうですよね?)
信号の流れとしては「オーディオインターフェイス → パソコン (入力時)」と「パソコン → オーディオインターフェイス (出力時)」の両方でバッファリングがされ、パソコンとオーディオインターフェイス双方の性能により、この部分のレイテンシーをどこまで小さくできるかが決まってきます。 良いインターフェイスを買ってもそれに見合うパソコンがなければ宝の持ち腐れとなってしまいますし、逆もまたしかりです。
先に書いたように、バッファサイズは通常オーディオインターフェイスのドライバで変更することができます。
以下はオーディオインターフェイス UA-101 の設定画面です。
これを Cubase から見ると下の図のように表示されます。
UA-101 のドライバの設定項目としては一つでしたが、入力時と出力時のそれぞれにレイテンシーが発生することに注意しましょう。
以降の説明では、この部分のレイテンシーを「インターフェイス入力 (出力) レイテンシー」と呼ぶことにします。
オーディオ信号の計算処理
オーディオ信号の計算処理は使用する VST エフェクト/インストゥルメントによって負荷が決まります。 例えば残響を計算する処理 (リバーブ) は単純に音を遅延させる処理 (ディレイ) よりもずっと負荷の高い処理になります。 この計算処理で発生するレイテンシーはパソコンの性能、ソフトの種類と出来によって変わります。
ソフトウェアについては、最近の有名どころのものであれば問題となる程のレイテンシーが発生することはないのではないかと思います。 パソコンはもちろん高性能であればある程良いですね。
以降の説明では、この部分のレイテンシーを「オーディオ信号計算時間」と呼ぶことにします。
レイテンシーの実際
例えば、MIDI キーボードで VSTi を鳴らしたときは以下のようになります。
オーディオ信号計算時間 + インターフェイス出力レイテンシー
「MIDI キーボードから DAW ソフトが MIDI 信号を受けるまでの時間は?」と思うかも知れませんが、MIDI の処理はオーディオ信号処理に比べてずっと軽いので無視することができます。
下図はサンプルプレーヤー KONTAKT 4 でのレイテンシー表示例です。
オーディオインターフェイスにエレキギターを挿してソフトウェアでディストーションのエフェクトをかける場合は以下のようになります。
インターフェイス入力レイテンシー + オーディオ信号計算時間 + インターフェイス出力レイテンシー
出力時に加えて入力時にもレイテンシーが発生することに注意しましょう。
下図はギター/ベース用プロセッサー Guitar RIG 4 でのレイテンシー表示例です。
ダイレクトモニタリング
レイテンシーが大きいと録音時のモニタリングが困難になり、演奏に支障を来たします。 そのような場合のために「ダイレクトモニタリング」という機能があります。
これは入力された信号をそのままモニタリングするための機能です。 例えばボーカルの場合、マイクから拾った音をそのまま返してくれるので、モニターリバーブがかからず恥ずかしいというのはありますが、遅れてくる自分の声を聴きながら歌うのに比べたらずっとましになります。
DAW ソフトから見ると歌ってからソフトウェアに音声信号が渡されるまでにレイテンシーは発生しているのですが、DAW ソフトがこれを自動的に計算して遅れた分を補正するので、(自分がはずさない限り、そしてソフトがタコでない限り) 再生時にタイミングが狂うことはありません。
この様に一部のケースではダイレクトモニタリングは有効ですが、エフェクト音をモニターしながら録音することはできませんし、VSTi を使った録音には何の意味もありません。 やっぱりボーカルのレコーディングにはモニターリバーブをかけたいですし、エレキギターにはディストーションが必要なわけで、ちょっとレコーディングに力を入れてみようという人にはレイテンシーの小さい環境が必須だと思います。
レイテンシーはいくつなら許容できる?
先ほど説明したようにギターのエフェクト音をモニターする場合は、入力と出力両方でレイテンシーが発生するので、できればそれぞれを数ms とし、全体で 10ms 程度のレイテンシーとしたいところです。
私の場合、レコーディングするときはこれまで紹介した図の設定 (UA-101 ドライバで左から 2番目) でやっています。 使用パソコンは VAIO の type L ですが、普通に起動してこのバッファサイズにするとノイズが多発するので、余分なものを止めて使っています (参考記事:「Cubase でノイズ・音切れを避けるための Windows 設定」)。
ノイズ対策をして起動すれば、ピアノサンプルを使って演奏しても思い出した様にノイズが発生する程度で少なくとも練習には問題ないです。 オーディオトラック録音時にノイズが発生すると困るのですが、まだ録音を数多くこなしていないというのもあって今のところ何とかなっています。
ただ、設定し直して再起動するのが面倒なので、できれば専用の PC が欲しいというのはあります。
エフェクトかけ録り
エレキギターの例で行くと、ディストーションをかける時は外部エフェクトを使ってダイレクトモニタリングしながら録音する、という人も多いかも知れません。 しかし、VST エフェクトを用いるメリットというのは確かにあります。 それは、生音のみ録音して後からエフェクトを曲想に応じて変える、ということができることです。
具体的に言うと、ディストーションのかかった音をモニターしながら、オーディオトラックにはエフェクトバイパス音を録音します。 こうすればミックスに近い工程になってから、一番マッチする Guitar RIG 4 のアンプ&キャビネットを選ぶ、ということができるのです。 生音を録るからといってリードギターをエフェクトなしで演奏するのは厳しいと思うのですが、レイテンシーの低い環境であればこのようなやり方も可能になるのです。
Cubase でエフェクト音をモニターして生音を録音するための設定についてはそのうち記事にしたいと思います。
まとめ
というわけで、プレイヤー系の人は頑張ってレイテンシー「数ms」の環境を何とか構築しましょう。 打ち込み系の人はバッファを多めにとってノイズレスを目指せば良いと思います。