EOS Kiss Digital N で「Err CF」

電子機器の故障は大抵突然にやってきます。それは我が家の EOS Kiss Digital N にもやってきてしまいました。最初は撮影していると何枚かに1枚が "Err 02" となり写真が CF に書き込まれないという症状でしたが、そのうち電源を入れなおしても CF アクセスランプが異様に長く点灯し、"Err CF" が表示されるようになり、CF カードが全く使えないようになってしまいました。これまではこのようなエラーが出たことは全くありませんでした。

「CF 死んだか?」とも疑ったのですが、別の CF カードを使っても同様の症状です。ついでにいうとパソコンでは普通にこれらの CF カードを読み書きできます。どうやらカメラの方の故障のようです。

というわけで、Kiss Digital N を修理に出したのですが、出してから1週間ほど経ったある日、修理センターより電話が来ました。聞けば「異常が認められない」とのことです。テスト用の CF カードはきちんと使えたそうです。「そんなはずはない」と思ってもどう話せば相手を納得させることができるか、とっさの電話ではうまく話を組み立てられません。

そこで思い出したのが、量販店で故障を受け付けてくれた店員さんのアドバイスで一緒に送った MY CF カードです。 送った CF カードについては特に試していないようなので、「こっちは複数の CF 試してる。一緒に送った CF を試して欲しい」と伝えました。

一旦電話を切ってしばらくすると「現象を確認することができました。いただいた CF カードを試してエラーとなり、更にテスト用 CF を試すとエラーとなりました。どこかショートしているのかも知れません。」との連絡が入ってきて、無事修理してもらえることになりました。

というわけで現象を再現することが出来る付属品一揃いを一緒に送っておくというのは大事ですね。うちの Kiss は素直に (?) 電源を入れなおしても "Err CF" という症状になってくれたわけですが、何枚かに1枚 "Err 02" っていう状況だと修理センターに現象を認めてもらうのが大変かも知れません。今回は事情あって量販店経由ですが、そのような場合はキヤノン QR センターに持ち込むのが良いかも知れませんね。


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SIGMA 30mm F1.4 EX DC HSM 購入

以前悩んでいた換算後焦点距離 50mm 前後の単焦点レンズですが、結局シグマのレンズを選びました。このレンズについて評価の高い記事が多かったのでそれを参考にしました。Canon 純正はちと高価でした。

実は買うのであれば 30mm F1.4 というのは少し前に決めていたのですが、買うきっかけがつかめませんでした。 ところがビックカメラのカメラ専門館の前を通るとポイント還元最大 20%ののぼりが… さっそく売り場に行ってみるといつも 10%だった SIGMA 30mm F1.4 EX DC HSM のポイントも 20%になっているではないですか! 思わずビックカメラ Suica カードを使ってしまいました。現金と同じポイントがつくこのカードがなければ即決には至らなかったでしょうね。 値段はいつもの 49,000 円でした。このポイント還元セールは 4/1 迄でカメラ専門館のみだそうです。Web で告知してないのが不思議ですが… (店員さんも「どこで 20%還元を知ったのですか?」と言っていたような)

さて最初の感想です。

  • わかっていたがやはり寄れない
    EF-S 18-55mm では可能だった花を寄って撮ったりというのが難しいです。ここは捨てて選んでいるので気にしませんが。
  • 持った時のバランスは悪くない
    確かに EOS Kiss Digital N のボディに比べ大きく重いのですが、長さがないのでしっくりと手に収まります。EF 70-300mm F4-5.6 IS USM の時は BG-E3 とセットにしなければ使いにくかったですが、そんなことはありません。
  • フルタイムマニュアルフォーカスについては小さな Kiss N のファインダーだとあまり使わないかも

しばらくこのレンズを標準レンズとして使ってみようと思います。

EF70-300mm F4-5.6 IS USM の不具合詳細情報

以前話題にした EF70-300mm F4-5.6 IS USM の不具合の件ですが、デジカメ Watch のレンズレビューで詳細が紹介されました。

【伊達淳一のレンズが欲しいッ!】 キヤノン「EF 70-300mm F4-5.6 IS USM」

「レンズの自重でごくわずかに前玉が下がり、画面の上下方向の像が乱れてしまう」のだそうです。APS-C サイズのセンサーはともかく EOS 5D だと明らかに乱れがわかるそうで、修理前後の比較画像が掲載されています。確かに違いますね。修理前の方が絞っているのに修理後の方が良く写っています。

"DO" レンズが今ひとつというのも考え物ですね。EF 70-300mm F4-5.6 IS USM の方を購入している私にとっては良い選択をしたってことになるのかも知れません。まあ、ヘタレカメラマンにとっては DO がついていなくても「いい値段」ではありますが。

エツミ ドームスタジオS

最近の小物撮影にはエツミのドームスタジオS+三脚を使用しています。私の場合、大きめのもので 1/24 の車の模型 (ああ、製作が止まっている車が!…) の撮影あたりまでなのでSサイズで十分です。バックスクリーン (布) の生地目や折り目が気になることもありますが、気楽に取り出せるし、たためば小さくなるので便利です。最初から付いてくる緑/青の布よりもオプションの白/グレーの布の方が使いやすいように思います。光が柔らかくなるようにライトはドーム越しに当てるのですが、ライティングは工夫の余地があり試行錯誤しています。

私がああだこうだ言うよりも デジカメ Watch の記事の方が参考になるでしょう。ブログ用写真では昨日のエントリこのエントリの写真撮影時に使っています。

EF70-300mm F4-5.6 IS USM の修理完了

そういえば EF70-300mm F4-5.6 IS USM 不具合の修理が済みました。9月の中旬に頼んで2週間半程度かかりました。


修理に出す際に「今回の不具合は縦位置の 300mm ならばいつも症状が出るものなのですか?」と聞いたところボディの機種を聞かれ、「Kiss Digital N だとわからないかも知れないです」とのことでした。APS-C サイズのセンサーでは気にならない程度の「撮影画像の周辺の一部」の問題というところでしょうか。ちなみに QR センターに持ち込んで修理後宅配してもらいました。


どうでもよいですが、最近このレンズはこの問題もあってか運動会シーズンだったのに品薄だったようですね。入手するのに苦労されている方も多いようです。私はもちろん子供の運動会の日程をにらみながら修理に出しました。これ位の大きさのレンズをつけて子供を撮影しているとお友達のお父さん/お母さんに冷やかされてしまいます...

エクステンションチューブ EF12 II

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次は「単焦点の標準レンズ」と思っていたのですが、結局接写用の小物「エクステンションチューブ EF12 II」を購入してしまいました。(レンズではないですが)

マクロレンズを買うぐらいならば「単焦点の標準レンズ」の方が欲しいと思っていたのですが、小物を撮りたくなることもあります。そんな時は昔使っていた FinePix4900Z を引っ張り出して、三脚を使い液晶モニターを見ながら撮影していました。ブログで使った写真の何枚かはこの方法で撮っています。

そんな状況が続いているうちに「エクステンションチューブ」なる物の存在を知り、この程度の価格ならばものは試しとばかりに購入してしまいました。Web を検索すると結構使っている人は多いです。あまり認知度が高くないような気がするのは気のせいでしょうか。

このエクステンションチューブはレンズのついていないただの筒です。レンズと撮像素子の間の距離を伸ばすことで高倍率の撮影が可能になります。しかし、代わりにピントの合う範囲が限られ通常の撮影ができなくなってしまいます。より撮影倍率が大きくなる EF25 II もあるのですが、まずは扱いやすそうな EF12 II で様子を見てみようと思いこちらを選択しました。

とりあえず EF50mm F1.8 II と組み合わせて使ってみましたが、思ったよりピントの合う距離の範囲が狭いです。また、MF 推奨とのことですが、AF も働くのは働くようです。AE も働いています。

これで FinePix4900Z の接写と同程度の大きさには撮れるようになったので、接写でも EOS Kiss Digital N を使う機会が増えると思います。外に持ち出しやすいのもいいですね。取り付けは面倒かも知れませんがレンズを一つ多く持ち歩くよりは良いように思います。

写真は EF50mm F1.8 II + EF12 II で撮影したものです。

関連記事
エクステンションチューブのワーキングディスタンスについて

カラーマネジメント

デジカメで写真を撮るまではいいものの、プリンタ出力する時のカラーマネジメントってやつがよくわからない、...ってことはないですか? Photoshop の印刷時オプションやらプリンタのドライバの設定やらよくわからないパラメータがいっぱいですよね。

そんな時に役立つ Web サイトを見つけました。EPSON プリンタ用になってしまいますがエプソンファインプリント講座 「 デジタルプリントを極めるスーパーテクニック」というサイトです。この2番目のコンテンツ「Adobe Photoshop プリント設定を極める」という記事がとても参考になります。ちなみに私は EPSON の PM-970C というプリンタを使っています。

要約すると以下の3通りの方法があるということになります。

1. EPSON にカラーマネジメントを任せる
Photoshop → 「カラースペースを変換しない」
ドライバ → 「ドライバによる色補正」

2. Windows ICM 利用
Photoshop → 「プリンタ側でカラーマネジメント」
ドライバ → 「ICM」

3. Photoshop にカラーマネジメントを任せる
Photoshop → 使用するプリンタ用のプロファイルを選択
ドライバ → 「色補正なし」

で、試しに3通りの方法で印刷してみると...微妙な違いになると思いきやプリント結果はかなり異なります。昔のプリンタだからでしょうか。ちなみに PM-970C では1番目の方法が良い感じです。各プリンタのプロファイルもこのサイトからダウンロードできるので、やったことのない人は一度3通りの方法でプリントしてみてはいかがでしょう?

追記

2012.12 現在だと 1. の方法は Photoshop と Windows のバージョンによって推奨設定が異なっています。 最近のソフトウェアであれば「プリンタによるカラー管理」を使います。 それ以外の方法は今でも有効です。 記事中のリンクはリンク切れになってしまっていますが、それぞれサポート FAQ から情報を見つけることができます (1. の方法2. の方法3. の方法)。

EOS Kiss Digital X 発表

ついに所有している EOS Kiss Digital N の後継機種が発表されました。すぐに買い換えようというわけではないですが、やはりどのようなものになっているか気になってしまいます。


内容をチェックしてみて惹かれてしまう変更点は、


・ゴミ対策
・9点オートフォーカス
・ピクチャースタイル搭載


あたりですね。画素数が多くなるのについては、その分扱うのにメモリー&プロセッサパワーが必要となるので今のままでも十分という気がしています。逆に細かいですが、バッテリーやバッテリーグリップが同じという点は買い替えを促されているような気がしてしまいます。


いえ、買いませんけれど :-)

EF70-300mm の修理案内と最近の悩み

W杯とウインブルドンが終わってやっと普通の生活に戻ったという感じです。先週末あたりまでは子供と 21時頃に一旦寝て、夜中に起きてテレビ観戦、面白い試合だとそのまま明け方まで見てる、というような生活が続いていました。


さて、告知から大分経ちましたがEF70-300mm F4-5.6 IS USM の修理に関しての案内が出ています。手持ちのレンズのシリアルナンバーを確認するとしっかり修理対象になっているではないですか。面倒だ…


それはそうとして、28~30mm あたりの単焦点レンズが欲しくなっている今日この頃です。やはり EF50mm F1.8 II だと望遠気味で、× 1.6 の 35mm 換算で 50mm 前後の焦点距離になる単焦点レンズが欲しくなってしまいます。どうせ買うなら明るいのが良いですね。


今のところ候補はこのあたりです。


・Canon EF28mm F1.8 USM
・SIGMA 30mm F1.4 EX DC HSM
・SIGMA 28mm F1.8 EX DG ASPHERICAL MACRO


どうせなら "MACRO" と名づけられている方がいいような気もするし、かといって Kiss N につけて気軽に持ち歩くならば軽い方がいいだろうし、Canon のフルタイムマニュアルフォーカスは魅力あるように思うけれど一番高価だし…。多分どれを採っても描写性能は私には十分な気がするので、これといった決め手がないのです。


結局、こうやって悩んでいるのが楽しいのですよね。当面はレンズキットのズームレンズを使い続けるような気がします。