引き続き、開始から1ヶ月経った株式運用について書きます。
実績については前回を参照してください。。
一日平均で 1.7回の売り or 買いを行った計算になりますが、実際は市場営業日数の 1/3 は取引をしませんでした。
1銘柄 30万円程度を目安に複数の銘柄に分散投資し、各銘柄1~3万円の利益が出たところで確定させ、また変動の少ない銘柄も一旦手仕舞いし新たなポジションへ、ということを繰り返し利益を積み上げました。
損切りはルールを作って設定した価格に達したら実施することとしましたが、幸い損切りを行ったのは1回だけです。
Web 上ではデイトレーダーの日計り取引が取り上げられることが多いように感じます。
そこでよく言われているのは持ち越しをすると海外市場の変動や時間外の材料に振り回されるリスクがあるのでその日のうちに手仕舞う日計り取引が良いということですが、正直それはどうだろうと思っています。
翌日の寄り付きで下落するリスクは確かにありますが、逆に騰がることもあるわけです。
実際取引時間中の値動きよりも前日引けから寄り付きまでの値動きの方が大きくそこで儲けを出した取引も多かったです。
利益が上がったから言えることかも知れませんが、要は市況&リスク許容度次第ではないでしょうか。
まあ、育休から職場に復帰したら日計り取引など出来るわけがないのでこんなことは考えるまでもありませんが…
また、証券会社に払う手数料のことを考えるとやはり手仕舞ったときに数万円の利益を出さないと効率が悪い気がします。
ここまでは利益の約1割が手数料としてかかり、税と合わせて約2割が持っていかれるという感じですが、細かく取引すれば更に手数料が嵩んできます。
ちなみに証券会社は松井証券です。
取引した銘柄は東証一部の銘柄中心でした。やはり優良銘柄から株価も戻ってきています。
その他、この1ヶ月で思ったこと、感じたことを書いてみます。
決算発表日のリスク
この1ヶ月のような弱含みの相場ではさすがに決算発表時は株式を保有しない方が良いようです。
下方修正ならばストップ安、過去最高益でも上がらない、というのがよく見られました。
銘柄の値動きの特徴をつかむ
上げ下げの大小やスピード等変動の仕方は銘柄ごとに違います。
売買株数や株価が同程度でもその辺りは大分違うので特徴をつかむ必要があります。
流動性のある銘柄が望ましい
単元株数 100株の場合、売買出来高が 100万株/日ぐらいはあった方が安心ですね。
数万株/日だと処分するのに困ることがあるかも知れません。
実際に損切りするのは難しい
損切りルールを厳格に実施するにはやはり精神力が必要ですね。
また、損切りに逆指値等の機能を使うことができますが、設定する価格は皆似たようなところになるようで、特に出来高の少ない銘柄では株価が一時的に急降下することになります。成行で逆指値設定すると思わぬ金額で約定してしまうかも知れません。
掲示板は読む価値なし
わかっていたことではありますが、Yahoo などの掲示板は読んでも時間つぶしにしかなりません。
株価予想などの書き込みはほとんどが自分の願望を書いているようなので全く気にする必要はないですね。
現金は必要
株式を目一杯買って動けない状態だとどうしようもなくなるので、一定の流動性は確保しておかねばなりません。
その意味でもロスカット (損切り) が必要です。
信用取引も必要
私はまだ実践できていないのですが、空売りができると取引の幅が広がりますね。
当初は信用取引なんてうさんくさいと思っていたのですが、このことに気づいて後から信用取引口座も申し込みました。
逆にレバレッジを効かせることができるという点はあまり重要視してはいません。
「資金効率が良い」と書かれると良いことのように思えてしまいますが、それだけ損失を出しやすいということなので気をつけましょう。
事務次官も取引したら
バカ発言の次官はどのような株取引をしたことがあるのでしょうね。
実際に株取引をすれば、短期売買であろうが株に手を出すことは損失のリスクを負っている (=責任を取らねばならない) ことがよくわかると思うのですが。