売れてそうだし、周りにも読んだ人がいて面白いといっていたので、文庫化されたのを機会に読んでみました。
ミステリーとしての話の展開や謎といった部分では、日本の作家でも同程度に面白いものはゴロゴロある気がします。やはりダ・ヴィンチ・コードの一番すごいところはキリスト教を題材として、芸術や宗教儀式等について事実に基づいた記述の上に物語を組み立てたところでしょう。日本で何故売れるのかは今ひとつわかりませんが、やはりキリスト教の様々な研究成果を取り入れて小説にしてしまい、それが面白いというのであれば、世界的なヒットになるのでしょう。
キリスト教という題材に引かれるものがあれば買ってよいと思います。特にキリスト教を深く知らない人でも面白いと思います。