弁理士試験勉強、この一年の総括

弁理士試験合格をめざそうとふと思い立って勉強を始めてから、はや1年が経ちました。 昨日短答試験も終わり、特許庁ホームページに掲載された解答から自己採点しましたが、34点でした。 1年目の挑戦はここまでで終わりとなりそうです。 本当は短答試験ぐらい突破していればもっと説得力があるのかも知れませんが、 自分なりにこの1年を総括してみたいと思います。今回はその1回目。

勉強方法としては LEC の通信講座が中心でした。 仕事が不規則に遅くなることがあるのと3歳児が家庭にいるのとで通学コースは選択肢となりませんでした。 何故 LEC かといわれても有名だったからというぐらいで他に理由はありません。 佐藤先生の講座を選んだのも LEC の弁理士試験講座講師陣の「顔」のようだからです。 通信講座の中で教育訓練給付金の対象が「1年合格ベーシックコース(テープ)」(リンク先は今年度のコース)のみだったので、 これを申し込みました。今年度は DVD も給付金対象になったようですね。

さてこのベーシックコースですが、いくつかの講座がパックになったものです。 大体週に3時間の講義×2回分のペースでテープが届くのですが、 このテープだけで済むわけがなく予習・復習が必要となります。 佐藤先生の講義では法文の趣旨、解釈や論点等の説明が中心なので、 予備知識がないと何を問題として話しているのかがすんなり理解できません。 またしゃべる速さもかなり速いです。しばらくの間、妻は早回しでテープを聴いていると思い込んでいました。 ということできちんと予習しないと何度もテープを聞き返してメモを取るだけになってしまいます。

正直会社勤めの身としてはこのペースを 10ヶ月間続けるのはキツいです。 週に6時間分のテープを聴いてその上予習・復習をコンスタントに続けることはなかなかできるものではありません。 私の場合、未開封テープが積み重なっていき、入門講座 (講義、演習) は一通り終えたものの論文基礎力完成講座については最初の1、2回のみ聴いて後は放置することになってしまいました。その後は論文関連の講座の残りをスキップして短答基礎力完成講座へ進んだのですが、 それでも特、実、意と進んで商標法4条あたりまでやるのが精一杯でした。 試験前の一ヶ月は講座のテープを聴き進めることは止めて、ひたすら短答基礎力完成講座の演習編や過去問を進めました。 ただやはりこれまでの学習時間の内訳を考えたとき、テープを聴く時間がほとんどだったように思うので、 短答試験を突破するにはまだまだ学習不足だと思います。 条約や不競法、著作権法の短答対策は手つかずになっています。

ということで 34点という数字の捉え方はいろいろあるかも知れませんが、今の学習状況を考えると仕方ないというように思っています。来年はあと 10点は取れるようにしたいものです。