大きな声では言えないのですが、実は音感が今一つなので今更ながら耳を鍛えることにしました。
「大人のための音感トレーニング本」
そこで買ったのが「大人のための音感トレーニング本」です。 この本について簡単に紹介します。
この本は 4つの章で構成されます。 第1章は音楽理論ですが、それなりに理解している人は 1-1 と p.24 あたりの「♯や♭が付いた音の呼び方」を読むぐらいで、後はざっと眺める程度で良いように思います。
第2章はコードの中でその音が何度の音になるかを聴き取り、ハーモニー感覚を身につけるための章です。 譜例は記載されていますが付属 CD に音源は含まれないので、自分で音源を探すなり、コード+メロディを弾くなりして確認せねばなりません。 最終的には自分のお気に入りの曲を分析するぐらいでないと感覚はつかめないような気がします。 私はまだトレーニングができてませんが。
で、1、2章はサラリと流してしまった私が力を入れているのは 3章の付属 CD を使ったトレーニング部分です。 3音の聴き取りをランダム再生で行うと、最初の頃はよく凹んだものです。 しかし、通勤/通学中などの空いた時間でちょっとずつでも根気よく続ければ、必ず聴き取れるようになります。 個人的には 5度-4度と 4度-4度の聴き分けが苦労しました。 テンポはゆったりしているので、ランダム再生に加えて再生速度を速くできる音楽プレーヤーを使うと良いと思います。
4章は応用なので、私にとってはまだまだこれからです。 先は長いですね。
音感マスターツール「音感トレーニング」
もう一つ使っているのはオンラインのサイト「音感トレーニング」です。 白鍵は大丈夫なのですが、黒鍵が入るとダメです。 息子に負けないよう、これも継続して取り組み中です。
結局、このあたりは実践あるのみで、あきらめずに続けることが重要だと思います。 すぐにはできないという人が多いでしょうが、数カ月単位で取り組めば必ず力がつくはずです。 音感があれば、それだけで良い演奏や良い曲ができるかというとそれは違うと思いますが、あった方が便利なのは確かだと思います。