不惑を迎えてしまった今年は、例年受けている上部消化菅内視鏡検査 (胃カメラ) に加え、下部消化菅内視鏡検査 (大腸ファイバー) も受けることにしました。 同年代の知人に直腸ガンを患う人が出ていたりするので、この歳でも気をつけなければなりません。 しかも私の場合、上部消化管については要経過観察という検査担当医のコメントがよくつくので、下部消化管についてもさほど健康である自信はありません。
確かに内視鏡は手間や苦しさがありますが、「バリウムや便潜血でわかるようになってからでは遅い」というのは良く聞く話なので、健康のためには仕方ありません。 下部消化管の方は8年ほど前に1回やったことがあるだけで、既にどうやったかも覚えていません。 とりあえず、ここに記しておけば次回に思い出すことができるでしょう。
下部消化菅内視鏡検査で一番面倒なのが、事前に下剤を飲んでお腹をきれいにしなければならないことです。 前日晩にラキソデートという目薬のような容器に入った下剤を飲みました。 寝てる間にチビったらどうしよう、というのは杞憂でした。 でも、「下剤」と言われてしまうとそんなイメージですよね?
さらに当日朝にマグコロールPという下剤を使いました。 このマグコロールPは薬の入った容器に 1800ml 程の水を入れて良く溶かし (最初は一旦 500ml だけ入れ、よく振るのです) 、それを1時間ぐらいかけてちびちびと飲むのです。 味はスポーツドリンク風で、前日に作って冷やしておきました。
午後の検査を申し込んで、当日は仕事にならないだろうと休みを取っていました。 病院のトイレを使うよりは自宅が良いと思いそのようなスケジュールにして、朝早くからマグコロールPを飲み始めました。 すると飲み始めて2時間程度で便は透明になりました。 これでOKです。 年配の方だともっと時間がかかるようです。
3時間ぐらい経つと大分落ち着いて、トラブルが起きたこともあり、結局検査前まで仕事をしていました…。
さて、指定された時刻に病院に行くと、穴あき紙パンツを渡されました。 そして、注射を打ち、しばらくしてから検査用ベッドに横たわり、点滴を打ちながら検査開始、という段取りでした。
検査自体は痛みもほとんどなく、胃カメラよりよっぽど楽でした。 問題は前処置が大変なところでしょうか。
検査後は注射・点滴の効果があるので、駅のホーム端等は歩かないようにと注意されました。 ふらつくようなことはありませんでしたが、気をつけるに越したことはないですね。
医師の話を聞いているとやはり2、3年に一度は受けておいた方が良いようです。 同年代の皆様におかれましては、まず1回は受けてみた方が良いと思いますよ。
大先輩の話す「○○の医者がいい」とか「○○になって○○な治療を受けた」とかいう話を聞くとジジ臭いと思っていましたが、歳を取ると健康の話題が増えるんですよねぇ…。