海の向こうでは PC と連携できる新モデルが出ているようですが、日本ではこれが発売される気配はないので、まだしばらくの間は RM-AV3000U がソニー学習リモコンの現役最上位機種の位置に留まるのでしょう。実際、使ってみて学習リモコンとしての機能について不足はありません。 そういう状況なので、前回に続いてもう少し詳細に RM-AV3000U の機能を紹介してみるのは意味のあることだと思いました。
RM-AV3000U で何が一番良いかというと、ボタンの多さ&ボタンに割り当てるテキスト表示を選べることだと思うのです。しかし、全てのボタンに自由にテキストを割り当てられるわけではないので注意が必要です。ハードウェアボタンの方は製品画像を見れば使い道は想像できると思うので液晶画面に表示されるボタン (キー) の方を中心に説明します。
液晶画面に表示されるキーで、主に機器の操作に使うのは以下の4種類です。
- 1 ~ 12 の数字キー
- 表示文字列を任意に設定できる 4つのラベルキー
- 表示文字列を選択できる 15個の操作キー
- POWER キー
通常 1. の数字キーはチャンネル選択や数値入力に使われることになります。
2. のラベルキーは液晶下部に表示されます。 4つしかないのですが、「モード表示キー」 (時計横の「TV」等の表示) を押すことによって3セット分切り替えて使うことができるので、 4 x 3 = 12 操作分の信号を学習させることができます。表示用テキストは任意のもの (アルファベット/カタカナ/数字/記号) を入力することができます。
3. の操作キーなのですが、これは表示用テキストを自由に設定することができず、いくつかのテキストから選択しなければなりません。 前回「地デジキーがない」と書いたのは 3. の操作キーに地デジ (地アナ/CS) 選択用ボタンはなく、2. のラベルキーに割り当てなければならなかったという意味です。このあたりは発売時期が 2002年だったため仕方ないでしょう。
実際操作キーに表示テキストとして何が選択できるかを示したものが次の図になります。色分けした3つ~5つの表示の中から一つを選ぶことができます。
※1、2 ただし、FAVORITE と EPG のところは以下のようになります。
FAVORITE ボタン: "FAVORITE"、"TITLE"、"ANT SW"、"TV"、"ON"、"TV ON" の6表示 EPG ボタン: "EPG"、"A/B"、"B"、"SUBTITLE"、"5.1 INPUT" の5表示
例えば "REC" を選択してしまうと "d (データ)" は操作キーに表示させることができなくなるので、ラベルキーに割り当てるしかありません。ハードディスクレコーダー等ではラベルキーを多用することになります。そういう時は、 Audio や Video の録・再生に使うものはハードウェアボタンになっていて欲しいと思ってしまいますが、これ以上サイズが大きくなるのは嫌だし、難しいところです。
"番組表" – "EPG"、"番組説明" – "INFO" 等の対応をきちんと覚えられれば快適なリモコンライフが待っています。不要なキーは表示させないこともできるので、ハードウェアボタンのみの学習リモコンよりはずっと快適だと思います。
詳細は書きませんが、マクロ機能やタイマー機能、バックライト点灯など他にもセールスポイントはあります。 欲しくなった人のためにアマゾンの商品紹介も貼っておきますね (笑)。