やはり英語のリスニング力の強化には、自分が興味を持てる内容の英語音源が必要だと思うのですが、音楽好き/DAW な人によさそうなサイトを見つけました。 Pandora というとインターネットラジオ局としてそれなりに知られていると思いますが、その Pandora が提供する「the Musicology Show」というサイトです。 ただし、「音楽を勉強」とは言っても内容は一般向けレベルで、音楽理論の解説等を期待してはなりません。
わかりやすい例で言えば Electric Guitar Effects というエピソードがありますが、ディストーション、コーラス、ワウワウ、… と一通りエフェクトの名前と効果を簡単に紹介するだけで細かいパラメータのセッティングまで踏み込みません。 あくまでも一般向けです。
それでも自分で弾けない楽器については興味深く聞くことができ、例えば Strings では弦楽器の様々な奏法が紹介され、自ら弾くことができない私にとっては参考となりました。 特にドラム/パーカッション関連は様々なパターンを叩いて説明しているのでまさに打ち込みのためにあるような内容です。 音楽は聞けばわかるので何度も繰り返せばそのうち説明の英語も (たぶん=hopefully) わかってくると思います。
Podcast については、先のサイトの「Subscribe in iTunes」ボタンを押して、出てくる Apple のサイト上で「View In iTunes」を押し subscribe することができます。 ただし、最近は更新がないようです。
ちなみに Pandora のインターネットラジオの方は日本からは聞くことはできません。
関連していくつかの英単語について自分が調べたことをまとめておきます。
- grace note/ghost note
- 共に日本語だと「ゴーストノート」になってしまうと思いますが、区別があるようで、wikipedia の説明によると grace note は短い、ghost note は弱いということのようです。 しかし、the Musicology Show の説明を聞くと「grace note」ばかり使われていて、「grace note」=「日本語のゴーストノート」という感覚で良さそうです。
- verse/bridge/chorus
- Aメロ/Bメロ/サビと訳されることが多いようですが、必ずしも 1対1 に対応するわけではなさそうです。 詳しくはこちらの説明をご覧ください。
- overtone/harmonics
- 共に「倍音」と訳されますが、どこから数え始めるかが異なります。詳しくは英語版 wikipedia で確認しましょう。
- quarter note/eighth note/sixteenth note
- それぞれ 4分音符/8分音符/16分音符でどうってことないのですが、最初私には quarter note が「coda note」と聞こえてしまいしばらく何のことかわかりませんでした…
- backbeat/downbeat/…
- backbeat は2拍&4拍、downbeat は1拍め、その他の beat 関連は wikipedia の記事を参照。 (こればっか…)
「英語の勉強」という観点では内容が偏っているというのはありますが、まずはスピードに慣れるということが重要だと思うし、ついていければ自信につながるので自分の興味を引く分野の英会話というのは良いとっかかりになると思うのです。 というわけでまずは自分の興味を引くエピソードをダウンロードするところから始めてみてはいかがでしょう?