話題の KOMPLETE 7 を買ってしまいました。 KOMPLETE 7 は Native Instruments 社製の DAW (DTM) に使用するソフトウェア音源、エフェクトをたくさんバンドルしたお買い得パッケージです。
どこで買うか
Cubase に続き個人輸入も考えたのですが、結局石橋楽器で買いました。 58,800円からパルコカードキャンペーンの 5% OFF + オヤジ向け 4% ポイント還元です。
輸入検討についてはこんな感じです。
米アマゾン: | 送料は安いけど輸出不可! |
audiomidi.com: | 円高の分だけ送料があがっているなあ… |
Native Instruments オンラインショップ: | 無料配送サービスだとトラッキングできないし、8~9営業日って約2週間だよね… |
加えて Cubase で経験した通り、輸入時に消費税 (恐らく 1,500円程度) がかかるはずです。 先述の割引もあり、これぐらいの価格差だったら配送がすんなり行かないリスクや配達されるまでの期間を考えて、「国内で買ってしまえ」と思ったのでした。 目の前に現物があるというのは大きいです。 Cubase の価格差に比べたら NI の代理店は頑張っていると思いますし。
インストール
私の場合、以下が目当てです。
- Guitar RIG 4 Pro (紹介記事)
- Rhodes の音 (「Scrabee Mark Ⅰ」
- Hammond Organ の音 (「Vintage Organs」)
- ついでにピアノ音源各種
後は余裕があれば追々使って行けばよいと思い、インストール対象を絞り込み、必要ディスク容量を 100GB から 24GB まで減らしました。 KONTAKT 4 のライブラリも入れなかったのです。
24 製品のバンドルですが、これだけの量があると趣味の人が全部をいじり倒すのは厳しいのではないかと心配してしまいます (少なくとも私には無理です)。 まずは興味を持ったものを使いこなして、少しずつ使えるものを増やしてゆけば良いし、結局全部を使い切れなかったとしても、気に入ったソフトを2、3使いこなせば充分元が取れる価格設定ではないでしょうか。 いくら数多くの良いソフトウェアがあったところで、それだけで良い作品が生まれるわけではないです (自戒を込めて)。
これからインストールする人に1つアドバイスがあります。
インストール時にライブラリフォルダを指定しますが、デフォルトより1階層増やすのが良いです。 私の場合、「C:\Users\Public\Documents\」がデフォルトで入っていましたが、そのままインストールを続けると「パブリックのドキュメント」配下に「Abbey Road 60s Drums Library」、「Acoustic Refractions Library」、「 Berlin Concert Grand Library」…、と多くのフォルダができてしまいます。
なので、ライブラリインストール先は「C:\Users\Public\Documents\Native Instruments\」の様にしておくのが良いです。
使ってみました
いくつか触りましたが、今日は Hammond 音源 (「Vintage Organs」) について書きます。 手持ちの UC-33e をドローバーコントローラーとして使い、初のドローバーオルガンプレイに挑戦です。
UC-33e はちょうど9本のスライダーがあり、ドローバーモードに切り替えれば一番下の位置でコントロールチェンジ 127 を送ります。 付属の NI オルガン用オーバレイ (どこにあるか探さなければ!) をかぶせてデフォルトプリセットの2番を選べばもう UC-33e 側は準備オッケーです。
「Vintage Organs」側は「Settings」のところで以下の設定をします。
- 「Controller Preset」を「NI B4D」にする
- 「Mute Inactive Drawbars」を OFF にする
「Mute Inactive Drawbars」が ON のままだと、ロングトーンでキーオンの時に 0 の位置だったバーを後から引き出しても音が出ないのです。 最初はこの設定がわからず、このクラスのソフトウェアが間違っている可能性は低いのでドローバーとはそんなものなのか、と思ってしまいました。 レガートだとパーカッションが鳴らないっていうのもありますし。
でも、そんなはずはなく、設定の問題だとわかり一安心です。
やってみるとドローバーとレスリーの操作はやはり楽しく、先の「大高清美のやっぱり Organ!」のフレーズをこなしたら教則本でも買ってみようかと思っています。
その他 Rhodes も良いですし、Guitar RIG はまだ少ししか触ってませんが、「Big Monster」というプログラムが気に入りました。 オヤジ臭いですが、「いい時代だなあ」と思います。はい。