さて、私の様に Cubase VST 5 から Cubase 5 に移行した場合、一つ困ることがあります。 それは VST5 で作ったソングファイルを Cubase 5 で直接読み込むことができないことです。 (VST5 の時代はプロジェクトファイルでなく、ソングファイルという呼び名でした)
それではどうするかというと、一旦 Cubase SX3 で VST5 のソングを読み込み、SX3 のプロジェクトとして保存し、それを更に Cubase 5 で開くことになります。 更に私の様に Cubase SX3 を持っていない場合はどうすればよいかというと、こちらのサポートサイトの記事にあるように FTP サーバよりダウンロードすることができます。 記事は Cubase 4 についてですが、Cubase 5 のライセンスキーでもこの SX3 を動作させることができます。 また、一つの PC 上に Cubase 5 と SX3、VST5 の3つのバージョンを共存させることも可能です
Cubase Studio の場合は SL3 を、Essential の場合は SE3 を用いれば良いようです。 私は試せませんが。
関連して3つほど補足です。
- ソングファイルをインポートすること自体は説明した様にすればできますが、実際は使っていたプラグインが動かなかったり、新しいプラグインに移行したくなったりで結構手間がかかると思います。
- ダウンロードした SX3 インストール用ファイルですが、私の場合自動実行がうまく動かず、Setup_CubaseSX.exe を手動実行することになりました。
- VST5 のパラレルポートドングルですが、今後も使う予定があればライセンスを USB キーに移動することができます。 詳細は以前書いた記事を参照ください。
- Cubase SX3 には Cubase 5 に付いていない Waldorf 社製の A1 という VST インストゥルメントが付いています。 Vstplugin フォルダにコピーすれば Cubase 5 でも使用することができますので、Waldorf と聞いて気になる人は要チェックです。