Roland UA-101 は 2005年 5月に発売された 10IN/10OUT の USB オーディオインターフェイスで、私は4年前に購入しましたが、いまだ現役ラインアップの製品です。 今回は、この UA-101 を Cubase 5 で使用する際のヒントです。
「デバイス設定」で UA-101 を確認すると入力チャネルとして「MON L/R」(モニター入力) が存在しています。
「何でモニターが入力なんだろう?」と思い、UA-101 のブロック図を見ます。
(UA-101 マニュアルより)
「ああ、こういう接続なんだっけ…」すっかり忘れています。
ということは、ch9/10 をステレオ出力バスに割り当て、UA-101 上でこのチャンネルのみがモニター出力されるように設定すれば、ch1 ~ 8 は全部外部エフェクト/インストゥルメント用の出力として使うことができるようになります。 ch9/10 はデジタル入出力なので使いでがなく、8IN/8OUT のインターフェイスを使っている気分でしたが、これで ch9/10 の存在価値が出ます。
この説明ではよくわからないかも知れませんが、具体的にどう設定したかというと、VST コネクションで ch9/10 を「Stereo Out」に割り当てて、
UA-101 で ch9/10 をモニターするよう設定しました。
まあ、実際はエフェクトセンド用ぐらいにしか使わない出力チャンネルよりも外部機器からの出力を受けるための入力チャンネルの方が不足するのですが、ch9/10 の存在価値が出て気分が良いのは確かです。
Cubase 5 のマニュアルを見ながら外部エフェクト/インストゥルメントのセットアップをするのはさほど難しくないと思います。 ch1/2 をマイクやギター等の録音用としても、ch3 ~ 8 までステレオエフェクター・シンセ× 3台の出力を受けることができます。 設定してしまえば、VSTエフェクト/インストゥルメントと同じように扱えるので、もし、アウトボードのエフェクターや音源を持っていて DAW 環境でも活用しようと考えているのならば、Cubase 5 (Studio 以下では外部エフェクト/インストゥルメントは使用できません) と UA-101 の組み合わせはなかなか良いと思います。