クリップオーガナイザのクリップアートを他の PC へ移す

新 PC への移行時等、Web からダウンロードしたクリップアートを他のパソコンでも使いたいということがあると思います。 イメージのみコピーして、クリップオーガナイザに新たに登録し直すと、キーワード情報がなくなってしまいます。 今回はクリップオーガナイザ 2002 でカタログ情報&イメージをどのように他の PC へ移せば良いかというお話です。

Microsoft クリップオーガナイザのカタログ情報ファイルはデフォルトの設定では以下のパスにあります。

\Documents and Settings\(ユーザ名)\Application Data\Microsoft\Clip Organizer\mstore10.mgc

カタログ情報とは別に、実体としてのイメージファイルがありますが、私の場合ダウンロードされたクリップアートは、 "マイ ピクチャ" の下の "Microsoft クリップ オーガナイザ" フォルダ内にありました。

そこでこの mstore10.mgc ファイルと "Microsoft クリップ オーガナイザ" フォルダを新しい PC へコピーします。 (コピーの前に上書きされる mstore10.mgc のバックアップを取っておいた方が良いでしょう。)

全く同一のパス上にイメージファイルを置くことができればこれで終わりですが、パスが変わってしまった場合クリップオーガナイザ上で次のように×が表示されます。

clipart

この場合は「プレビューとプロパティ」より「更新」-「参照」を選んで新しいパスを指定すれば良いです。 1つのイメージのパスを修正すると他のファイルのパスも自動的に修正されました。

ここまでの操作はカタログファイルの置き換えになりますが、既に存在しているカタログファイルを残しながら、他 PC から持ってきたカタログファイルを追加で参照できるようにすることも可能です。 先のパスを修正する手順まで行った後に、オリジナルの mstore10.mgc に戻し、「ファイル」-「オーガナイザにクリップを追加」-「ユーザ設定」でインポートする対象のパス修正済み mstore10.mgc (名前を mstore10.imp.mgc とでもしておきましょう) を指定すれば良いです。この場合、内容がコピーされるのではなく、mstore10.imp.mgc がクリップオーガナイザから参照され「共有コレクション」に表示されるようになるので mstore10.imp.mgc を削除してはまずいです。

クリップアートを活用するということでは以下の記事も参考になると思います。
メディアクリップのコレクションを共有する