Sun シリアル接続用 UTP クロスケーブル

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今回も仕事の話です。


仕事で Sun のサーバを使いました。何故か同じ機種でなく、280R、V100、V120 をそれぞれ1台ずつ、しかもケチってビデオカードなし、というような構成であるプロジェクトで使われていました。(きっと運用のことを考えなかったのでしょう。)


それらが理由あって余剰品となったので、280R をゲットして使ったのですが、シリアル端末を使うのにはまりました。


Sun のサーバ付属品として写真のようなシリアル接続用のアダプター& UTP ストレートケーブルが手にはいりました。(写真右=アダプターA、写真左=アダプターBと呼ぷことにします。) これらを使って、
280R Serial A ポート (Dsub25) – [アダプターA] – 付属 UTP ストレートケーブル – [アダプターB] – パソコン (Dsub9)


とつないで、ターミナルエミュレータソフト (TeraTerm) を起動したのですが、反応がなく使えません。


マニュアルを良く読むとアダプターA、Bは 280R の RSC のコンソール用 RJ-45 ポートや V100、V120 のコンソール用 RJ-45 ポートに付属 UTP ケーブルを挿した時、反対側のもう一端に挿して使うようです。


「ということはストレート結線じゃあ、まずいんじゃない?」


結局、そういうことでした。クロスケーブルを作って挿すと動作しました。ただし、LAN 用クロスケーブルとは結線が違うので、注意が必要です。RJ-45 ポートのピンアサインは次の通りです。


Pin 1 RTS
Pin 2 DTR
Pin 3 TXD
Pin 4 GND
Pin 5 GND
Pin 6 RXD
Pin 7 DSR
Pin 8 CTS


以下のように 1 ~ 8 を逆に結線するようケーブルを作ります。


Pin 1 Pin 8
Pin 2 Pin 7
Pin 3 Pin 6
Pin 4 Pin 5
Pin 5 Pin 4
Pin 6 Pin 3
Pin 7 Pin 2
Pin 8 Pin 1


これで無事にシリアル端末が使えました。シリアルコンソールを使うことは少ないかも知れませんが、参考情報ということで。


今日は休日出勤の代休を取っています。けして会社から書いているのではありません。

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