Cubase スコア機能の Tips 集

Cubase のスコア機能を使うときの Tips 集です。 個人的なメモ書きをもとにざっくばらんに書いてみました。 Cubase 7.5 で動作確認していますが、他のバージョンでも使える機能がほとんどだと思います。 目的ごとにまとまった記事を読みたい場合は、スコア関連の他の記事を探してみてください。

音符の置き方
基本ですが、音符はクリックして置くのではなく、マウスボタンを押したままドラッグして位置を調整するとうまく置けます。 それと初期設定では表示が細かいのでページ倍率を拡大しておきましょう。
小節番号を隠したい
スコア設定の「プロジェクト」-「記譜方法」の「小節番号表示の間隔」を「オフ」にします。 値の入れ方がわかりづらいですが、この項目は上下矢印キーで変更できます。 ただ、それでうまく「オフ」にできないときは「-1」を入力しましょう。 また、レイアウトを開き直さないと変更は反映されないようです。
臨時記号
異名同音は音符選択後、ツールバーの「#」や「♭」を押すことでどの記号をつけるか選ぶことができます。 ここに今一つ意味がよくわからない「?」ボタンもありますが、これを使うことによって、次の小節で元の高さに戻った時の「♮」(ナチュラル) を明示的に表示することができます。 個別にナチュラルを設定するのが面倒な時はスコア設定「プロジェクト」-「臨時記号」で「親切な臨時記号の長さ」を 1小節に設定しておくと幸せになれます。
バンドスコアの楽器表示順
バンド (あるいはオーケストラ) スコアの楽器の並び順はプロジェクトウィンドウの並びとなります。 スコアだけ並び順を変更することはできないようです。
コードトラックからコード名を表示
「スコア」-「高度なレイアウト」-「コードトラックを表示」でコードトラックに設定済みのコードをスコア内に表示することができます。 しかし、初期設定ではフォントサイズが今一つかも知れません。 これはスコア設定の「プロジェクト」-「コード記号」から変更できます。 なお、「maj7」か「△7」かとか、「m7」か「-7」かみたいな表記の指定は「環境設定」の「イベント表示」-「コード」で設定できます。
Adobe PDF への出力
最近は Cubase で作った譜面を PDF 化して iPad の piaScore に送ってスタジオ練習時に使ったりしているのですが、これは Cubase の設定ではなく、Adobe 製品の設定についてです。Cubase からの印刷で Adobe PDF へ出力先を変えて PDF 化しているのですが、このとき、Adobe PDF の設定で「システムのフォントのみ使用し、文書のフォントを使用しない」をアンチェック+「高品質」すると良いと思います。

いろいろ設定するといい感じのスコアに仕上がるのですが、様々な設定を毎回やるのは面倒です。 ですので、初期設定の終わったプロジェクトをテンプレートとして保存しておきましょう。 「ファイル」-「テンプレートとして保存」で保存すれば、新規プロジェクト作成時に保存したテンプレートを選択できるようになります。 また、Windows の場合、保存したテンプレートは以下の位置にあります。

ユーザーディレクトリ\AppData\Roaming\Steinberg\Cubase バージョン番号\Project Templates

バージョンごとにフォルダが作成されるので、 Cubase をバージョンアップしたときはこれらを移行させなければなりません。