WordPress 用プラグインの Standard Widget Extensions の新バージョン 1.2 をリリースしました。 現在、Standard Widget Extensions はサイドバースクロール時固定機能とウィジェット伸縮機能を持っています。
さて、今回のリリースでは「伸縮時間」、「再計算タイマー」の 2つのパラメータを追加しました。 これらについて説明します。
伸縮時間
ウィジェット伸縮時のアニメーション時間を指定します。 内容としては jQuery slideDown/slideUP に渡す duration パラメータそのもので、ミリ秒単位で指定します。
これまでは 400 固定でしたが、今後はこのオプションで指定することになります。
再計算タイマー
サイドバースクロール時固定機能 (Sticky Sidebar) はどうしても動的なコンテンツと相性が悪いです。 例えば、このサイトでも Hatena のブログパーツや SyntaxHighlighter を使っていますが、これらは要素の高さを後から変えてしまうので、最初に計算した値で動作している Standard Widget Extensions とずれが生じます。 その結果、サイドバーとフッターが重なったりして悲しい思いをします。
これを解消するにはコンテンツの高さが確定したところで swe.resizeHandler() を呼べばよいのですが、各ライブラリの動作終了時ハンドラにこれを登録する作業は大変ですし、そもそもライブラリがそのあたりを考慮していないとどうしようもなかったりします。
そこで、今回 Standard Widget Extensions の初期化処理終了から指定秒数後に swe.resizeHander() を呼び出せるように「再計算タイマー」オプションを追加しました。 安易な解決策と言えばそうなのでしょうが、他ライブラリの終了を見計らって再計算を実行することができます。 例えば「3」に指定すれば、初期化処理の終了から 3秒後に swe.resizeHander() が呼び出されます。 デフォルトでは 0 = 無効となっていますが、もしサイドバーとフッターが重なって困っている方は 3 ~ 5 ぐらいに設定して様子を見てください。
ちなみに遅延画像ロードを行うプラグイン等を使用するときは height を指定しておけばきちんと動作するはずです。
日本語ホームページをよろしく!
全然アクセスされていないのですが、Standard Widget Extensions には日本語ホームページが存在し、そちらに個々のパラメータを詳しく説明しています。 是非一度チェックしてみてください!