この R40e (2684-42J)、実は Cubase VST 5 用に買ってこれをインストールし、それ以外は入れない、ネットワーク接続も基本はしない、なのでパッチも当てないという使い方だったのですが、子供の世話で Cubase などをいじる暇もなく、放置されてしまったのでした。 (子供の世話だけかい?という突っ込みは置いておいて…)
このように買ってからこれまで十分に活用できていなかった R40e だったのですが、思い立ってハードディスクを容量の大きいものに換装し、有効活用しようと考えました。具体的には 80 GB のハードディスク (に換え、以下の3つの OS を導入、現在デスクトップ PC で用いているアプリケーションを Windows XP と Fedora Core 3 の部分に持ってくるという計画です。
Windows XP (プレインストール) : 雑用
Windows 2000 : Cubase 用
Fedora Core 3 : 雑用
Windows 2000 : Cubase 用
Fedora Core 3 : 雑用
まず、手始めに購入済リカバリー CD を用いて Windows XP をプレインストール状態にしようとしました。リカバリー CD を購入していたので、簡単に終わるはずだったのですが、意外に苦労してしまいました。これについて書きたいと思います。
なお、話が長くなりそうなので、今回は基本知識と「正しい」リカバリーCD の用い方をお伝えし、苦労の詳細は次回にしたいと思います。
基本知識
・最近の ThinkPad はハードディスクの一部をリカバリーデータ用に隠して保護し、
このエリアからのデータを用いて初期状態にリストアできるようになっている。
なのでリカバリー CD は付属しない(別売りで購入可)。この保護エリアを
HPA (Hidden Protected Area) と呼び、ここのデータから直接リカバリーする
機能を Disk to Disk 機能と呼ぶ。
・HPA は BIOS によって保護され、通常 OS からアクセスできない (見えない)。
・最近の ThinkPad はハードディスクの一部をリカバリーデータ用に隠して保護し、
このエリアからのデータを用いて初期状態にリストアできるようになっている。
なのでリカバリー CD は付属しない(別売りで購入可)。この保護エリアを
HPA (Hidden Protected Area) と呼び、ここのデータから直接リカバリーする
機能を Disk to Disk 機能と呼ぶ。
・HPA は BIOS によって保護され、通常 OS からアクセスできない (見えない)。
リカバリー CD の使い方
・BIOS により HPA の保護をはずしておきます。BIOS メニューで “Security” –
・BIOS により HPA の保護をはずしておきます。BIOS メニューで “Security” –
“IBM Predesktop Area” – “Disabled”。
・リカバリー CD で起動します。”Product Recovery プログラムの再インストール”
メニューが表示されます。このメニューを進んで、再インストールを開始します。
”Product Recovery プログラムの再インストール” は HPA が存在しない(恐らく
かつパーティションが存在しない)ときのみ表示され、HPA が存在すると
”メインメニュー” というメニューが表示されます。
・インストール完了後、再起動時に F1 を押し、BIOS メニューに入ります。
BIOS の設定を元に戻し、一旦電源を落とします。
・再度電源を入れ、”Access IBM” ボタンを押し、表示されるメニューから
“Recover to factory contents” を選びます。
・画面が進みメニューが表示されたら F3 を押し、DOS のコマンドプロンプトへ。
fdisk でプレインストールの Windows XP 用の基本 MS-DOS 領域を作成します。
・続いて残りを拡張 MS-DOS 領域としておきます。これをしておかないと OS のリカ
バリー中にディスク全体が C ドライブになってしまうらしいです。
・領域を設定したら一旦電源を落とします。
・電源を入れ再度 “Recover to factory contents” を選び今度は OS のリカバリー
を開始します。
・リカバリー処理中1回目の再起動時に一旦電源を落とします。これをしないで電源
入れっぱなしだと、”Windows 製品のライセンス認証” 画面になってしまい、先に
進めなくなりました。
・電源を入れるとリカバリー処理が続行されます。
これで C ドライブの容量を任意に設定したプリセット環境ができあがります。
なお、ネットにはリカバリー CD を使わない手順がいろいろな方々の手によって
公開されています。こちらの方法を採用するのが大多数のようです。
公開されています。こちらの方法を採用するのが大多数のようです。