「Web 進化論 本当の大変化はこれから始まる」

ちょっと遅いですが、あちこちで薦められているようなので読んでみました。


読んでみると、漠然と感じていたことがきちんと整理されて提示されたような気がしました。インターネットを利用している人は読むようにお勧めします。既に Amazonには書評がたくさんあるのですが、それを見つつ自分の感想を書いてみます。


「Google を持ち上げて/崇拝して/凄い凄いと連発して」というようなコメントが見受けられますが、Google の考えを書いたらそれが壮大なものだったので、持ち上げているように見えた、というのが近い気がします。


それと「あちら側」と「こちら側」に必要以上に意味を持たせようとしているコメントがありますが、この言葉自体はネットの「あちら」と「こちら」を指しているに過ぎません。今は「あちら側」が主戦場になっていて、「こちら側」で勢力を築きあげた企業は既存のビジネスモデルが制約となり一気に「あちら側」にシフトするわけにはいかない、ということでしょう。


主戦場が「あちら側」だからと言って、ネットワークを使う限り「こちら側」がなくなるわけでもありません。ちょっと考えてみると、ユーザが全ての情報を「あちら側」に移してしまうことは簡単に起こらないように思えます。例えばクレジットカード番号のような重要な情報を預けるに足るものだというような信用は時間をかけて作ってゆくものでしょう。筆者もこのあたりは認識していると思います。買い物をする時に提示して終わりなのと「あちら側」に移すのではレベルが違います。


私は「ブログが信用創造装置」というのが一番共感できました。まとまった量の文章を読むと自ずとその人となりがわかってしまいますよね。これだけブログが広まったのですから、ネット上では見知らぬ人との出会った時にその人を判断する材料としてブログは十分役割を果たせると思います。

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