きっかけはアマゾン (JP) で妙に安価な Cubase のパッケージを見つけたことです。 国内正規代理店を通っていないので安価なわけですが、米アマゾンで Cubase 5 が $499 で売られているのを見てしまうと、いくら国内サポートがあるからと言っても 4万円ぐらいの価格差ってどうよ?、という気分になってしまいました。 実際のところ、代理店のサポートが無くても、My Steinberg に登録すれば、アップデートファイルの入手等は問題なくできそうです。
調べてみるとこの手のソフトを個人輸入している人は多いようで、いくつも事例が見つかります。 アマゾン (JP) で安い輸入版を買うという手もありますが、(恐らく間違ったのでしょうが) Education Edition を匂わす紹介文を出している業者もいたりして微妙な感じでした。 そんなこんなと好奇心が勝ったのもあって初めての個人輸入をすることにしました。ただし、通販サイトについては冒険はせず、事例が多く見つけられた audioMIDI.com で購入することにしました。
購入手続きはとても簡単でした。 カートに商品を入れ、「CHECK OUT」ボタンを押し支払&配送方法の指定をする程度のことです。 クレジット払いで配送は UPS の「UPS Worldwide ExpeditedSM」を選びました。
カード決済処理がしばらく「Unprocessed」だったので、心配になったのですが、しばらくすると「Completed」となりました。 後は配送の Tracking 情報を見ながら到着を待つことになります。
で、成田から東京に届くまでは順調だったのですが、その後問題が起こります。 UPS は土日の配送が無いのでした...
正確に言うと金曜のうちに連絡すれば土日配送もある程度対応できるとのことでしたが、金曜 18:30 を過ぎると土日の電話受付が無く、そのまま月曜まで待つことになります。 ということで平日受け取りは厳しいけれど UPS に配送を依頼することになってしまったという人は成田に着いたあたりでサービスセンターに連絡を取るのが良いと思います。
5/10 夜に注文して最初の自宅配送は 5/14 AM でした。 ちなみにかかった費用は以下の通りです。
Cubase 5 パッケージ $499 UPS Worldwide ExpeditedSM $ 57.46 小計 $556.46 = \52,772 (カード決済レート 94.84円/$) 関税 \0 消費税+地方消費税 \1,300 (CIF $299.39、レート 93.81円/$) 総計 \54,072
何かあったら英語でやり取りしなければならないというのがありますが、「国際宅配便であれば通関手続きを業者が代行してくれ、思っていたよりもかなり手軽に海外通販ができる」というのは大きな発見でした。
ちなみに大幅下落したのでチャンスかもと思ったユーロですが、 Steinberg おひざ元のドイツでは Cubase 5 は 700~540 ユーロ程度で売られていて魅力的には見えません。 Steinberg やその親会社ヤマハの本国より安く売っているのは「さすがアメリカ」というところでしょうか。
追記 (2012.12)
輸入版は国内スタインバーグバージョンアップセンターでバージョンアップ対応してもらえないとの情報が出回っています。 このあたりの施策は仕方ないですね。 というわけで、個人輸入や Amazon で輸入版を買うのはおすすめしません。 (さらに追記: 2ちゃん関連スレ、直リンで購入できるとかできないとか)