「外付けストロボでバウンス撮影!」の落とし穴

EOS Kiss Digital N (Kiss DN) 用に使っている外部ストロボはサンパックの PZ5000AF です。 このストロボは Kiss DN の前の FinePix4900Z を使用していた頃に購入したものです。

最大ガイドナンバー 54 (ISO100・m) で光量は十分ですが、E-TTL II に対応していません。 そこで外部自動調光モードを用いるのですが、ストロボの ISO 感度設定が何故か 100 に固定されてしまうので、カメラの設定をこれに合わせて使っています。 Canon 純正のストロボ (いまなら 580EX II ですね!) が欲しいなあ、と思い続けているのですが、外部ストロボそのものの使用頻度が少ないため結局買い換えることなくここまで来ています。

さて、そんな PZ5000AF を連れて従妹の披露宴に行ってきました。 披露宴に PZ5000AF はもちろん、Kiss DN も持ち込むのは初めてです。 レンズはやはりズームが必要だろうと思い EF-S 18-55mm F3.5-5.6 II USM を一つだけ持って行きました。

外部ストロボを購入して一番感動したのは、バウンス撮影の効果です。 室内で子供を撮るときに、天井に向けて発光すれば自然な描写になります。 この時反射させた光を使うため、光量の低下を見込んでカメラ側の設定より大きいF値をストロボに設定しています。 TTL 調光ならばこのような補正は不要のようですが、PZ5000AF の外部自動調光は本来どうなんでしょう??

さて、披露宴会場でも同じように天井に向けたのですが、いつもと比べてかなり露出アンダーになってしまいます。 そうなのです。 会場の天井はかなり高かったのです!

あるいは披露宴終了後、施設の吹き抜けロビーにある階段で新郎・新婦のツーショットを撮ったのですが、こんなところではバウンスさせることができません。 結局この場所では二人に直接ストロボを向けるしかありませんでした。

披露宴会場でのバウンス撮影は、F値の設定調整だけでなく、カメラ側の ISO 感度を高くして対応しましたが、それでも露出アンダーとなったため、Digital Photo Professional (DPP) で「明るさ調整」をして仕上げることになりました。 こういうとき RAW で撮っておくと調整してもそれなりに仕上がるので良いです。 また、DPP のノイズリダクション機能も使ってみましたが、かなり効果がありました。

今回のような条件下でもストロボを活用するためにディフューザーやバウンサーを導入せねばならないのか、それとも明るい単焦点レンズを持ち込んで積極的に動き回るのか、そもそも誰の披露宴ならばそこまでやる必要があるのか…? 悩みは尽きません。

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