WordPress リビジョン管理のための「Thin Out Revisions」

WordPress を使い始めて最初に気が付くのは投稿/固定ページのリビジョンがどんどん増えていくことです。 基本的にそれらが更新されるたびにリビジョンが増えていく仕様なのですが、これを気にして気軽に保存できなくなるようでは本末転倒です。 そのままだとデータベース使用量が増えるということもあって、リビジョン削除用プラグインは定番カテゴリーを形成しているように見えます。

しかし、実際には全てのリビジョンを綺麗さっぱり削除してしまうようなプラグインが多く、それではせっかくリビジョン機能が実装されているのにもったいないと思ってしまいます。 世代数で制限をかけるプラグインもありますが、一番最初の版とどう変わったかをみたいときもあると思うので世代数による一律保管制限では機能不足という場合も多いでしょう。 そんな中 Revision Control というプラグインは個別にリビジョンを削除できるので重宝しますが、もう少しスマートにやれればと思ったのでした。

というような考えで生まれたのがこの Thin Out Revisions プラグインです。 このプラグインを有効化するとリビジョン比較画面 (revision.php) で選択した新旧リビジョンの間にある中間リビジョン全てを一括で削除できます。 使い方は簡単で削除対象を確認してボタンを押すだけです。

Thin Out Revisions

また、隣り合った2つのリビジョンを選択した時は、古い方のリビジョンを削除対象とする動作にしました。 これで一番最初に自動保存されてできてしまった目障りな空リビジョンを削除することができます! (私だけ?)

Thin Out Revisions 2

公式リポジトリからダウンロードできますので、興味のある方は是非使ってみてください。 ちゃんと日本語対応してます。(日本語のスクリーンショットが必要か…。)


2012.12.21 追記
バージョン 1.1 になって余計なリビジョンを作らないための機能が追加されています。→ 関連記事

2013.2.24 追記
更にメモをつける機能も追加されました。

2014.6.14 追記
日本語公式サイトはこちら。