以前「沈まぬ太陽」を読んで感じたこと

前エントリに続き、好きになれなかった本の話を書いてしまいます。 最近映画が公開されてあちらこちらで話題になっているようなのでタイミングも良いし。 そうです、「沈まぬ太陽」」のことです。

読んだのは数年前のことで、薦めてくれた人がいたので3巻「御巣鷹山篇」までは借りて読みましたが、そこで終わりました。 山崎豊子はそれが最初で最後になっています。

何故好きになれなかったのかと言うと、

  • 善と悪がはっきりし過ぎていて、気持ち悪い
  • 明らかに実在の企業、人物、事故について書いているとわかるのに、ノンフィクションという形を取らない作家の姿勢が疑問

ということです。

創作部分が少なからずあるという点をあちらこちらで指摘されていますが、さもありなんと感じます。 この作品を気に入った人にケンカを売るつもりは全くないし、JAL の味方というわけでもないのですが、フィクションであることは忘れないで欲しいと思うのです。

叙述トリックの好き・嫌い「向日葵の咲かない夏」

(多少のネタバレありです)

ミステリーに叙述トリックという分野があります。 この言葉を知らない人だと Wikipedia の説明を読んでも今一つピンと来ないかも知れませんが、要は作者が読者をだますわけです。 とするとどうしても最後に「大どんでん返し」が起こるわけで、その結末を知った読者が改めて最初から読み直した時に辻褄があっていると感じられるかどうかによってその作品の評価が決まるわけです。 素直に「だまされた」と感じられればその作品の評価は上がるけれど、「こじつけだよな」と思ってしまえばそれで終わりとなるわけです。

他に「バレバレじゃん...」というパターンもありますが...

何でこんなことを書いているかというと、今回読んだ「向日葵の咲かない夏」については好きになれなかったのです。 「ハサミ男」「慟哭」は良かったと思っているのですが、その差は何だろう、と。

思いついたのは「向日葵の咲かない夏」というのは最初からフワフワした感じなのが、入って行けなかった理由なのかなと。 それを最後にひっくり返されても「ああ、やっぱりそっち行っちゃったか...」という思ってしまうだけだったのです。

どこがフワフワだったかというと、

  • しゃべる蜘蛛
  • 聡明な3歳児

というあたりで、どんな世界の話なのかなあ、と諦めてしまったのです。 最後に合理的な説明がつくわけですが、だったら、

  • 警察への電話の仕方はじめ岩村先生関連のもろもろについてそれなりの事情や結末をつけて欲しい
  • 猫の写真をニュースで流すことはないように思える (他にこの点を指摘している人を見たことがないので、私の読み方が間違っているかも知れませんが)

と思ってしまいました。

ちなみに私の場合、本屋で平積みにされ何人かの人が手に取っているのをみたのと「このミステリーがすごい!2009年度版作家別投票第1位」というオビで「向日葵の咲かない夏」の購入を決意しました。 「作家別」というのが怪しい感じでしたが...

「ハサミ男」と「慟哭」はお勧めします。 ですが、やっぱり叙述トリックは好き・嫌いが分かれるようで Amazon のレビューを見ると賛否ありますね。 こんなエントリを読ませておいて何なんですが、「叙述トリックだから」と構えないで素直に読むと楽しめると思います。

Excel の「配列数式」は知っておいた方が良い

Excel の「配列数式」をご存じですか? 知っている人には取り立てて騒ぐことではないのでしょうが、私は最近知ってこんなことができるのかと感心しました。 これを知っていると配列を使って数式を書くことができ、今まで二段階の計算で求めていた値が一発で計算できるようになると思います。

1. #N/A を含む合計を計算
以下の表の No.1 ~ No.10 までの合計はどのように求めれば良いでしょうか? 実は単純に SUM(B1:B10) とすると #N/A が表示されてしまいます。 何故ならば、合計する対象にエラーが含まれていると SUM はエラーを返す仕様だからです。

~IF 関数も使えるかも知れませんが、ここでは配列数式を使います。 配列数式を使った以下のような数式で合計できます。 ただし、数式の入力確定時に Enter でなく、Ctrl + Shift + Enter を使います。

=SUM(IF(ISNA(B1:B10),0,B1:B10))

「B1:B10」のように関数の引数に範囲を指定しているところがミソです。

2. 行を選んで合計
例えば以下のような表があったとします。 男のみ、女のみの合計はどのように計算すれば良いでしょうか?

男の合計は、

=SUM(IF(B1:B6 = "男", C1:C6, 0))

女の合計は、

=SUM(IF(B1:B6 = "女", C1:C6, 0))

となります。更に、

=SUM((B1:B6 = "男") * C1:C6)

という書き方も可能です。

最後の例は TRUE = 1、FALSE = 0 であることを利用したものですね。 トリッキーな感じがしますが、Microsoft 公式サイトでも案内されています。 以下のページの「条件に基づいて値を合計する」の部分です。 AND 関数や OR 関数はそのままでは配列数式中で使えないのでこのようなテクニックが必要とのことです。

いずれの数式も Ctrl + Shift + Enter で入力する必要があるのでご注意ください。

金魚を飼い始める

もう1ヶ月以上前のことになってしまいますが、隣町の町内会が催したお祭りの金魚すくいで子供が金魚をたくさんもらって帰ってきました。 その数 13匹でした。

昆虫飼育ケースの蓋にドリルで穴を開け投げ込み式ろ過装置を入れて作った水槽 (水槽のサイズは横幅で表すようですが、とすると「30cm 水槽」になるのでしょう…) に入れたのですが、次から次に金魚が死んでしまい一週間で 5匹にまで減ってしまいました。

この水槽を初めて使ったのは、以前ペットショップで 8匹ほどの金魚を買ってきた時です。 このときも一週間ほどで壊滅状態となり結局全滅させてしまったのです。 たかが金魚と侮っていましたが、2度も全滅させては親としての沽券にかかわります。 ネットで調べてみるとどうやら「白点病」と「尾ぐされ病」にかかっている様です。

そこで更に調べてあの手この手をつくしました。 具体的にやったのは以下のものです。合わせ技です。

  1. 0.5%食塩水
  2. メチレンブルー液
  3. 鷹の爪投入

餌も金魚すくいの金魚には幼魚用の小さなものでないとダメですね。 これらの努力の甲斐あってその後更に3週間以上が過ぎましたが、残った 5匹は元気に生きています。

写真は病気で尾びれがなくなってしまった 1匹です。 尾びれの付け根が白くなって、そのうちに取れてしまいました。 それでもその後は元気になりました。

最後に金魚の飼い方について参考となるリンクを張っておきます。

大人になってからペット (一応金魚もペットですよね?) をまともに飼うのは初めてなのであります。