My First シンセ (DX100 & DX7II-D)

連休中は久々に実家に帰りました。 10ヶ月になった娘にとっては初めての祖父母の家です。 そこで久々に取り出し電源を入れたものがこれ。


初めて買ったシンセの YAMAHA DX100 と初めて買った標準鍵盤シンセの DX7II-D です。 私の場合、FM 音源全盛の時代に最初のシンセサイザーを購入したため、アナログ (風) シンセを使った経験はありません。DX100 で FM 音源の音作りを学んだのがシンセいじりの第一歩です。 そのミニ鍵盤で演奏するのはかなり厳しく、MIDI 出力ができるマスターキーボードを借りて音源として使っていました。 ストラップピンもついていましたが、結局ショルダーキーボードとして使うこともなかったです。

そして、DX7II-D は今のところ最も使い込んだシンセサイザーです。 どちらのシンセも我が家に置くスペースがなく、しかし二束三文で手放すには惜しいため、実家で眠らせているのです。

DX7II 発売の後、Roland が D-50 を出し、KORG が M1 を出して PCM 音源中心の時代へと移り変わって行くのですが、私は長く DX7II-D を愛用しました。 半導体の性能としては 2008年現行ラインナップの足下にも及ばないでしょうが、 メカニカルな部分では負けていないと思います。 久しぶりに弾くと DXII-D の鍵盤のタッチは一番しっくりきます。 鍵盤の支点が奥の方にあるので、黒鍵を多用するコードを弾いても違和感がありません。 (例えば軽量さに惹かれて購入した KORG X5 は支点が手前のため、鍵盤の奥を押さえなければならないようなコードは弾きづらくてなりませんでした。 似たような鍵盤を持つものは多いような気がします。 結局 X5 は手放し、X5DR を入手することになりました。)

また、私の場合ピッチベンダーは人差し指と親指でつまんで上下させる少数派です。 このように操作するとベンド幅を中間位置で止めるときに音程が安定するのです。 なので、モジュレーションホイールとピッチベンダーは DX7 タイプでないとダメなのです。

ちなみに現在家に置いて使っているのは KORG Wavestation (EX が出てからの在庫処分で定価の半額で購入した後 EX にアップグレード) で、メーカーは違うもののコントローラー類も鍵盤のタッチも DX7II に近いものです。 何故 DX7II は実家で Wavestation は自宅かというと Wavestation はせっかく買ったのに使い込まなかったので手元に置くことにしたのですが、結局音作りはほとんどしていません。 最近はあろうことかベンディングよりチョーキングの練習をするようになってしまいました。

それでも今はアナログモデリング音源がこなれてきているようなので、KORG R3 あたりは興味をそそられます。 バンドでアナログサウンドを使ってレゾナンスやカットオフいじりまくりのキーボードソロがあるような曲をコピーすることになったら衝動買いするかも知れません。 カミさんの目が怖いですが…