株初心者に贈るエントリ (って自分も初心者なわけだが…)

株式関連エントリのまとめです。

結局株式で儲けを出すには、

「損失を小さく、利益を大きく」

ということにつきます。 騰落の勝率にこだわらずトータルで利益が出ていればオッケーとするのが正しい姿です。 そもそも勝率 100%などありえませんし、一般の個人では一発当てて大儲けというのもなかなか難しいでしょう。

ところが個人投資家は、

「利益を小さく、損失を大きく」

してしまうことが多いとされています。 客観的に見ればこれではうまく行かないことがわかりますが、投資家心理としては損失を確定したくないのでどうしても損失の出た株を長期保有し更に損失を拡大させてしまいがちなのです。

というわけで損切りが大事になってきます。

…というようなことが株式の入門書に書いてあります。 この辺は最低限抑えてから取引を始めましょう。 その他気をつけた方が良いことをまとめます。

惰性で長期保有しない
「長期保有の方が良い」という古い信仰があって何も考えず購入株式を放置してしまうことが多いようです。 実際我が家でも妻名義の株は放置されてそれなりの評価損を抱えてしまいました。 自分のポジションの面倒を見れないならば全て手放してしまいましょう。 株価下落のリスクを考えると優待・配当狙いで放置しておくのはまずいと思います。

ナンピンはNG
素直に損切りしましょう。ナンピンしたくなるということはその先も損失が膨らむ可能性が高いということです。

売りのタイミングが重要
実際株式運用してみて買いよりも売りのタイミングの方が重要だし難しいと感じました。 発売中の日経マネー4月号に「株の『売り方』大研究」として特集が組まれているので初めの一歩としてはこれが参考になると思います。

自分の目で相場を確かめよう
特に印刷媒体は現在の市況に追いついていません。 サブプライムがどうこうと騒いでいるうちに年明けの下落から既に半分以上値を戻している銘柄も多いです。 雑誌の推奨銘柄は既に高値がついているかも知れません。

株価をつくるのは人間
PER、PBR 等の指標で株価が決まるのではなく、それらの指標を見た投資家がどう感じるかで株価が決まるわけです。 いくら指標がお買い得でも投資家が弱気ならば今回のように株価は下がってしまうのです。

焦らずコツコツと
クリック証券のトレードアイランドで個人投資家のランキングを見ることができます。 これを見ると年間で儲けている人は毎月利益を 10% 前後コンスタントに確保し、損失を出す月が少ないように見えます。 逆に月間ランキングで驚くような利益を出している人がトータルではマイナスだったりします。 焦らずコツコツと利益を積んでいくのが良い様に思えますね。

あと、会社員の身としては本業をおろそかにしてはいけないです。 というか本業の方がよっぽど稼げるでしょう。 私もこれだけの取引ができたのは休暇中の身だからです。 市場も次第に底堅くなっているように感じられるので、ここからは売買の回数を減らし朝夕の市況チェック程度でどこまでできるか試してみようと思います。

以下私が参考にした初心者向け書籍です。エッセンスはここに書いてしまったような気がしますが…