Photoshop Elements 写真整理モードでの RAW ファイルの表示

Premiere Elements 3.0 との連携のために Photoshop Elements 5.0 にバージョンアップしたわけですが、特に Elements 自体の新機能でぐっとくるものはありません。スタック(写真のグループ化)が自動でできるようになったので使い始めたわけですが、スタック機能自体は 4.0 でも使えたのを知らなかっただけという話でした。写真を整理する機能は他にもいろいろあるようですが、使いこなしていません。強いて言えばモノクロ写真化するための新機能「モノクロバリエーション」コマンドを試してみようと思っている程度で、本当に連携のためだけにバージョンアップしたようなものです。

ところで私が写真撮影に使うのは EOS Kiss Digital N の RAW モードです。これで撮影した写真を Photoshop Elements の写真整理モードに取り込んで表示すると初期設定では自動補正されて表示するため、せっかく露出を変えてブラケット撮影したところで自動補正され皆同じに見えてしまうという状況でした。調べてみると写真編集モード側で設定することで自動で補正されないようにできることがわかりました。やり方は次の通りです。

  • とりあえず何でも良いので「写真編集モード」で RAW ファイルを開きます。
  • 補正の画面で「露光量」、「シャドウ」、「明るさ」、「コントラスト」の「自動」チェックを全てはずします。
  • 「設定」リストの横の横向き三角印を「新規 Camera Raw 初期設定にする」を選択します。

これで次から写真整理モードに取り込まれる写真は自動補正されなくなります。もちろんもっと細かく補正値を設定して初期設定とすることもできます。

ちなみに既に取り込まれている写真はある一定以上のサイズで表示すると新しく設定した補正値が有効になりますが、カタログ内にサムネール表示用のイメージをキャッシュしているようで、小さい表示では従来通り自動補正されたまま表示されます。それが嫌ならばカタログに取り込みなおすしかないようです。まあ、そのようにカタログ内にイメージを持っているおかげで DVD-R に退避させた写真についても内容を表示させることができるので、このあたりは仕方ないでしょう。